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『フォールガイ』愛すべき主人公・コルトの魅力とは? ライアン・ゴズリング「逆境に置かれた時にこうありたい」

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映画『フォールガイ』場面写真
映画『フォールガイ』場面写真(C)2024 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

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ライアン・ゴズリング

アーロン・テイラー=ジョンソン

エミリー・ブラント

 デヴィッド・リーチ監督が自ら設立した製作集団87ノース・プロダクションズを率いて贈る映画『フォールガイ』が、8月16日より全国公開される。 主人公はライアン・ゴズリング演じる“腕利きのスタントマン”コルト・シーバース。仕事は超一流だが、恋にはポンコツ、ツキの無さは最上級…そんなコルトの魅力を探る。

【写真】スタントは凄いのに恋にはポンコツ! 愛すべきコルトとらえた場面写真

 コルトはアクションスターのトム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)の代役として数々の危険なスタントをこなしてきたプロ中のプロだ。しかし、完璧にこなしたはずのスタント時の事故により、体にも心にもダメージを負って業界から姿を消してからは、ツキにも見放されてしまい、鬱々(うつうつ)とした日々を送ることに。さらに、再会した元カノ・ジョディ(エミリー・ブラント)の前では、未練たらたらでどうにも空回り気味…。なコルトの魅力にギャップ萌えすること間違いなし?

 スタント・スキルは超一流。不可能と思えるスタントにも諦めずに挑み、仲間からの人望も熱いコルト。当然、運動神経は抜群で、格闘技もお手のもの。ある事故をきっかけに一度は業界から退くも、元カノ・ジョディ初の監督作品のためにと復帰してからは、息をのむようなアクションの数々を披露する。

 しかしジョディの前では、子どもの様に口下手になるなど「本当に同一人物?」と疑うほど、恋愛面はポンコツに…。自ら身を引く形だったとはいえ、未練たらたらなコルトは監督として頑張っているジョディのために一層スタントに励み、彼女の気を引こうと張り切るさまはいじらしく、とってもキュート。一方のジョディも、コルトとの再会には心乱されている様子。そんな2人の恋の行方を応援したくなること必須だ。

 そんな中、コルトは一時引退をするきっかけとなった事故のきっかけを作ったいけ好かないムービースター、トム・ライダーによって今回も怒濤(どとう)のトラブルに巻き込まれていく。いやいやながらもジョディのためにと奮闘するが、事態は悪くなる一方。しかし、おちゃめでユーモアたっぷりなコルトからは、不思議と悲惨さは感じられない。恋に仕事に全力投球するコルトの姿はチャーミングで、人間味あふれる魅力が満載。

 そんなコルトを演じるライアン・ゴズリングは「コルトは失ったものを取り戻そうと奮闘する男で、皆が共感を覚える。彼は何度も立ち上がり、決して諦めないから、自分が逆境に置かれた時にこうありたいと思うような男なんだ」と愛着たっぷりに語る。

 “フォールガイ”とはスタント用語で“高所から人が落下すること”だが、コルトは撮影のために落ちるのみならず、恋に落ちるわ、わなに落ちるわと、まさに落下の連続。しかし落ちても、落ちてもはい上がるその姿は魅力にあふれ、誰もが好きになってしまう“愛すべき主人公”だ。

 映画『フォールガイ』は、8月16日より全国公開。

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