ホアキン・フェニックス、トッド・ヘインズ監督ゲイ・ロマンス映画を土壇場で降板していた
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映画『ジョーカー』や『ナポレオン』などで知られるホアキン・フェニックスが、トッド・ヘインズ監督のゲイ・ロマンス映画を、メキシコで予定されていた撮影の5日前に降板していたことがわかった。
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Varietyによると、本作は探偵を主人公にしたラブストーリーで、『キャロル』や『メイ・ディセンバー ゆれる真実』のヘインズ監督と作家ジョン・レイモンドとともに、ホアキンも脚本に関わっていたようだ。
昨年ヘインズ監督は同作について、「1930年代を舞台にした男性2人のラブストーリーで、露骨な性描写がある」とコメント。17歳以下の鑑賞を禁止するNC-17指定で、観客を「挑発する」ような関係を描くとしていたそう。ホアキン演じる主人公の恋人役には、『トップガン マーヴェリック』のダニー・ラミレスが出演することが決まっていた。
関係者によると、メキシコ・グアダラハラにすでにセットが完成していたにも関わらず、土壇場になって、ホアキンが怖じ気づいたそうだ。監督は、ホアキンの「アイディアの断片」を基に物語にまとめたと話していたが、スタッフの間では、性描写が露骨だったために降板したのではないかと囁かれているそう。
本作はニューヨークを拠点とするインデペンデント映画製作会社キラー・フィルムズがMK2フィルムズのバックアップをうけ製作していたが、ホアキンの代役を見つけるのは不可能で、プロジェクトは危機的状態に陥っているそう。スタッフは今失業状態にあり、関係者への支払いもあるため、損失額は数百万ドルにも及ぶとみられる。