『グッド・オーメンズ』ファイナルシーズン、クリエイターであるニール・ゲイマンの性暴力疑惑で製作保留に
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デイヴィッド・テナントとマイケル・シーンがW主演し、思いがけない友情に気づいてしまった天使と悪魔を描くAmazonPrimeのドラマシリーズ『グッド・オーメンズ』。クリエイターに性暴力疑惑が浮上したことをうけ、最終シーズンの製作が中断しているそうだ。
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本作は、ニール・ゲイマンとテリー・プラチェットが共同で手掛けた同名小説を基にしたテレビドラマシリーズ。シーズン1がエミー賞3部門にノミネートされたほか、シーズン2ではデイヴィッドがBAFTA英国アカデミー賞テレビ部門の主演男優賞に候補入りを果たした。
Varietyによると、シリーズの原作者で、クリエイターとショーランナーを務めるゲイマンが、複数の女性から性的暴行で訴えらえたことをうけ、AmazonPrimeが製作中断を決めた。ドラマは、スコットランドでの撮影開始に向け、準備していたところだったそうだ。
ゲイマンは今年7月、英メディアTortoise Mediaにより、2003年に当時18歳だった匿名のKと名乗る女性に対し性的暴行を行っていたこと、そして2022年にもスカーレットという女性に性的暴行を行ったことが報じられた。
Kについては、いかなる非合法な行為も行っていないと否定しているが、当時彼の子どものベビーシッターとして働いていたスカーレットは、ニュージーランドの彼の自宅ふろ場で暴行を受けたと訴えており、ニュージーランド警察が捜査に動いているそうだ。
これを受け、ゲイマンの著作『墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活』の映画化を予定していたディズニーは先日、製作を一時中断すると発表していた。