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『虎に翼』“美雪”片岡凜「どうして人を殺しちゃいけないのか?」“寅子”伊藤沙莉の出した答えに反響「ずしんときた」

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連続テレビ小説『虎に翼』第127回より
連続テレビ小説『虎に翼』第127回より(C)NHK

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片岡凜

 伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)の最終週「虎に翼」(第127回)が24日に放送され、美雪(片岡凜)からの問いかけに答えた寅子(伊藤沙莉)の言葉に対して、ネット上には「ずしんときた」「ベストアンサーに近い」といった反響が寄せられた。

【写真】美位子(石橋菜津美)と対面する寅子(伊藤沙莉) 明日の『虎に翼』場面カット

 売春と窃盗の教唆の疑いで家裁に送致された美雪。寅子は再び美佐江(片岡/2役)の娘でもある彼女と対峙することになる。美雪はあっさりと売春と窃盗の教唆について認めると「正直に答えたご褒美に質問してもいいですか?」と切り出し「先生はどうしてだと思います? どうして人を殺しちゃいけないのか?」と問いかける。

 かつて新潟で、美雪から同じ質問をされたものの答えることができなかった寅子。母と同じ質問を偶然したことを知り、静かに興奮する美雪に対して、寅子は「奪われた命は元に戻せない」と明言。続けて「死んだ相手とは、言葉を交わすことも触れ合うことも、何かを共有することも永久にできない。だから人は生きることに尊さを感じて、人を殺してはいけないと本能で理解している。それが長い間、考えてきた私なりの答え」と語りかける。

 さらに寅子は「“理由がわからないからやっていい”じゃなくて“わからないからこそやらない”。奪う側にならない努力をすべきと思う」と主張するのだった。

 “なぜ人は殺してはいけないのか?”という難題に対する寅子なりの回答に、ネット上には「『なぜやってはいけないのかわからない事はやらない』という言葉はずしんときた」「ベストアンサーに近い部類なのではないか」などの声が集まる一方、劇中で並行して描かれている尊属殺人の裁判を連想する視聴者も多く「とても真っ当な回答が出たけど、同時進行で親を殺してしまった人の裁判を描いてるヘヴィーさ」「この問題を尊属殺人と関連させる作りがすばらしい」といったコメントも相次いでいた。

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