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『グラディエーターII』前作で叶えられなかった<VSサイ・サメ・ヒヒ>バトルが24年越しに実現!

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■ルシアスの怒りを引き出す、鋭い牙を持つ獰猛(どうもう)なヒヒ

 主人公ルシアスが、鋭い牙を持つ獰猛なヒヒと一騎打ちをする場面も、本作で一・二を争う熱いバトルシーンに仕上がっている。ヒヒを登場させるに至ったのは、実際に南アフリカの駐車場で起きたヒヒによる観光客襲撃事件のビデオがきっかけだそうで、スコット監督は「まったくのカオスだった。ヒヒは肉食動物で、人を襲うし体重は40キロほどもある。人の腕を引きちぎることができるんだ」と、映像に衝撃を受けた様子。映画ではそのビデオに登場する本物のヒヒの1匹をモデルにしており、「彼は脱毛症で毛がなかった。本当に筋肉質なのがわかるだろう」と、より凶暴さが際立つそのビジュアルで採用したことも明かした。

 撮影時はスタントマンが動きを演じ、その後CGIでリアルなヒヒを表現。本作のスタント・コーディネーターのニッキー・バーウィックはヒヒの歩行に近づけるため、各スタントマンに脇の下にフィットする短い松葉杖を用意したという。そんな細部へのこだわりが詰まった結果、リアルに凶暴なヒヒに仕上がっており、観る者を鳥肌モノの恐怖へと引きずり込む。

来日を果たした主演のポール・メスカル
 先日来日を果たしたポール・メスカルは「大きな船に乗ったり、サイ、ヒヒとも戦った。バトルもレベルアップしているのは技術の進化もありますし、物語としてもさらに大きな使命が懸かっているからで、観客の皆さんにも楽しんでいただくためですね」とコメント。スコット監督の発想力と知恵、そして前作『グラディエーター』の撮影時とは比べ物にならないほど発展した技術が集結して創り出されたこの猛獣たちは、本作の“裏の主役”とも言える存在感を放っている。

 映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は公開中。

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