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山田洋次×石井ふく子7年ぶりタッグ『わが家は楽し』3.13放送決定 主演は小日向文世、高橋海人らキャストも発表

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山田洋次

石井ふく子

小日向文世

戸田恵子

高橋海人

桜井ユキ

山田杏奈

えなりかずき

■山田杏奈

ずっと日本の映像界を作ってこられたお二方なので、今回参加させていただけることが本当に幸せで光栄で、身が引き締まる思いでした。

脚本を読んでいて、この言葉を言わせてもらえるのはすごく楽しみだなとか、幸せだなと思いながら一つ一つ大事にやらせてもらえたらなと思っています。山田洋次さんからも「(私の演じる)美鈴が言う言葉は、作品の中でも大切な要素になっている言葉が多いから」と言われてすごく緊張しました。

本作は、家族のあり方や自分は家族の中でどういう存在なのか、他の家族は実は何を考えているのだろうかということがすごく人間らしく、でも日常的なテーマの中で描かれているすごく心温まる素敵な作品だと思います。

私は髙橋海人さん演じる和夫の彼女・美鈴役として参加させていただいていますが、美鈴が一家にどのように関わってくるのかも注目して観ていただけたらうれしいです。お楽しみに!

■えなりかずき

まず、このお2人がタッグを組まれるんだというのが衝撃で、今回その作品に携わらせてもらえて本当にうれしいです。本読みでは、山田先生が一言一言に命をかけて書いていらっしゃることに感動しました。それと同時に、その命がかかったセリフを言う身としては非常に緊張してちょっと震えました。あのような本読みは初めてで、初体験でした。山田先生の作品に携わらせていただくのは今回が初めてですが、きっと山田先生の数々の作品は、このようにして生まれてきたのかなという勝手な妄想をしておりました。

また、僕は小日向さんと戸田さんの大ファンなので、お芝居を目の前で見られたことがとても幸せでした。あのお2人の掛け合いを皆さんにもぜひ観ていただきたいです。すごいお芝居の応酬なので、すごく見応えがあると思います。ぜひご覧ください!

■作/脚本・山田洋次

「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだーー」という植木等の歌が大ヒットしたのは1960年代だっただろうか。一応名の通った大学を出て上場会社に就職すれば、スピードに個人差はあってもともかく年ごとに月給は上がってゆき、やがて管理職、そして定年になりほどほどの退職金をもらって第二の人生を迎える、という安全なサラリーマン人生を植木等は自嘲気味に謳ったのだが、1980年代に入ると効率とか成果主義とかいう言葉が押し寄せてきて、サラリーマンの世界に中途退社とか中途採用が当たり前になりだす。大きく変わり始める会社員のありかたに不安をいだきつつ、何とか無事に定年を迎え、そこそこの退職金を頂いてリタイア、さてこれからどのようにしてまだまだ長い人生、いわゆるオルタナティヴライフを送るべきかと、家族には見せないけど内心不安をいっぱい抱えているのがこの作品の主人公平山幸之助だが、その彼に思いもかけない事件、大袈裟なようだがしかし、彼にとっては間違いなく人生の大事件が勃発する。

長年連れ添ってくれた妻の史枝が、離婚してほしいと言い出した。

定年退職を期に妻の側から離婚を申し込まれるという話、男にとっての大事件が起きた話はときおり耳にすることがある。長年同じ屋根の下、屋根どころか同じ部屋に寝起きしていながら、愛について語り合うことが少ない夫婦は多いのではないだろうか。さて、この恐るべき事態をどう切り抜けるか、破綻してしまうのではなく、懸命な知恵と工夫で夫婦が再生することは出来ないだろうかという難問題を、石井ふく子プロデューサーから出された宿題を解くような思いで、この脚本を書きました。

思えば今から50年前の東芝日曜劇場の時代、ぼくは石井さんにテレビドラマ脚本の骨法についてしっかりと教えられたものです。ドラマのTBSという輝かしい伝統を懐かしく思い出します。

■プロデューサー・石井ふく子

今の時代、テレビで家族の問題を真正面から描いたドラマが少なくなってきたなと思います。でも、「家族」という存在はすごく大事なんだということを常に感じています。

そして、長年タッグを組んできた山田洋次さんとは数年前からそのことを話してきて、山田さんも同じお気持ちでいたので、今回も山田さんの脚本で作り上げたいなと思いました。

家庭の中では時にいざこざが起きて、腹が立つこともあるかもしれないけれど、それでも一緒に生活できることはとてもすごいことで、実は一番自分の生活に合っていて、それが「家族」なのだということ。いろんな問題があるけれども、最終的には「家族は楽しいんだ」ということを伝えたく、本作を作りました。

家族という存在には良いところも悪いところもあるけれど、家族を通して気づくことはたくさんあると思っています。本作の中で繰り広げられる家族同士のいざこざや心の通い合いを通して、自分は正しいと思ってやっていたことが実は他からは全然違う風に捉えられていたり、血の繋がっている家族でも考え方は人それぞれあるということ。相手の気持ちは聞いてみないと分からないということに気づくきっかけになればうれしいなと思います。

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