池脇千鶴が24年ぶり朝ドラカムバック! 『ばけばけ』ヒロインの母親役 父親役に岡部たかし、祖父役は小日向文世

関連 :
高石あかりが主演する2025年後期放送の連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合)より、ヒロインの家族を演じる新たなキャストとして、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世が発表された。岡部と池脇はヒロイン・トキ(高石)の両親を、小日向は祖父を演じる。
【写真】『ばけばけ』に出演する岡部たかし、小日向文世
『ばけばけ』は、明治時代に日本国籍を取得したラフカディオ・ハーンこと小泉八雲の妻・小泉セツの半生をモチーフに、急速に西洋化していく日本の中で埋もれてきた名もなき人々に光をあて、代弁者として語り紡いでいく1組の夫婦の物語を描いていく。ヒロイン・松野トキを高石あかり、トキの夫となる、ギリシャ出身のアイルランド人英語教師・ヘブンをイギリス出身のトミー・バストウが演じる。脚本はふじきみつ彦。
高石演じる主人公・松野トキは、民話や昔話などを聞くのが大好きな松野家の一人娘。辛いことがあるといつも母のフミに「お話をしてごすなさい(お話してください)」と言い、怪談も化け物も、そして、家族のことも大好きなのだが、周りからは変わり者だと気味悪がられている。フミが作るしじみ汁が大好物で、飲むと思わず「あーっ」と声が出てしまう。
岡部が演じるのは、トキの父・松野司之介。松江藩の上級武士だったが、時代が明治になると収入がなくなり、暮らしが貧乏に。お金の稼ぎ方はわからないが、愛する娘・トキと家族のために不器用ながらも奮闘する。
『虎に翼』のヒロインの父親役も記憶に新しい岡部は、これが6作目の朝ドラ出演。岡部は「司之介の葛藤やぐちゃぐちゃしたものを皆さまに楽しんでもらえるよう精進します」と意気込みを寄せる。
池脇は、トキの母・松野フミ役。フミは出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しい。トキの幸せを誰よりも願い、時代の変化に戸惑いながらも、内職で家計を支えるしっかり者だ。
朝ドラ出演は、ヒロインを演じた2001年の『ほんまもん』以来、2度目。池脇は「20数年ぶりの朝ドラ。体力がもつのか心配です(笑)」とコメントしている。
小日向が演じるのは、トキの祖父・松野勘右衛門。幕末をたくましく生き抜いた生粋の武士で、明治となり武士の時代は終焉を迎えるも、いざという時に異国からこの国を守るのは自分だと信じ、髷(まげ)を結い、剣の稽古を続ける“ラストサムライ”。剣ではいかなる相手にも決して負けないという自負があるが、孫であるトキにはめっぽう弱い。
小日向の朝ドラ出演は『まれ』以来3度目で、「10年ぶりに朝ドラに参加出来ることを嬉しく思っています」と喜びを伝えた。
ヒロイン・トキを演じる高石は、「このような方々と、これから松野家の家族として、そして『ばけばけ』チームの家族として、約一年間ご一緒できることをとてもうれしく思います」とし、「個性と笑いあふれる松野家の生活が楽しみで仕方ありません!」と話している。
連続テレビ小説『ばけばけ』は2025年秋放送。3月にクランクイン予定。
※高石あかりの「高」は正式には「はしごだか」
※キャスト・制作統括のコメント全文は以下の通り。