桜田ひより主演『この夏の星を見る』、水沢林太郎、黒川想矢、中野有紗、早瀬憩ら期待の若手俳優12名が出演決定
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■星乃あんな
2020年の夏、学校行事は中止になり、できない事が増えていきました。「皆さんにお話ししなければならない事があります」先生のこの言葉はいつも中止を告げる時の合図。先生も友達も悲しそうに諦めることしかできませんでした。常にマスクだったこの時期、友達の顔を見ることができなくて寂しかった。そんな中で唯一楽しかった事はマスクを使った表情当てゲーム。できないことが多かった中で楽しめることを考えて、私たちなりの楽しみ方で思い出を作りました。辛い時期だったけど、ゲームの間だけ見れるみんなの笑顔が私にとっては毎日学校に行く意味だったかもしれません。
■河村花
デジタルカレンダーで遡ってみたら、2020年の7月と8月の欄にはポツンと内見とだけ書いてありました。
高校を卒業してすぐに上京する予定が、半年遅れてやっと自分の部屋を探し始めた時です。周りも自分も全てが止まってしまったかのような日々が続いていたのに、急に物事が進んで行くようで少し怖かった気持ちを思い出しました。それと同時に、やっと自分の夢を追いかけることができる喜びに満ち溢れていた気持ちも思い出しました。
2020年の夏に感じたことを忘れないように大切にしようと思います。
■和田庵
2020年はカナダに留学をしていたのですが、コロナが原因で予定より一年早く帰国する事になりました。
帰国後は映画の出演が決まり、撮影が始まったのですがコロナ禍の撮影現場はとにかく大変でした。真夏のロケで、スタッフ・キャスト全員が朝から晩までマスクを付けて一生懸命に撮影をしていたので、毎日クタクタだった事を覚えています。また、当時は中学3年生だったのもあり、進路について考えていた時期でもありました。
今作の台本を読んだ時、留学時代に友人とビデオ通話をしながらギターのセッションをしたことを思い出しました。その時の気持ちは今も心に残っています。もし、遠距離を理由に自分がやりたいことを諦めてしまっている人がいたら、是非この映画をご覧ください。きっと何かのきっかけになると思います。
■萩原護
2020年は高校生で、高校に通っていました。遠回りしながら下校するのが好きで、公園とかに行っていました。いや、もちろん他にも趣味や好きなことはありましたが、パンデミックの影響で制限されてしまいました。当時の僕は「好き」を誰かと共有したり、熱中したりをしなかった(諦めてしまった)ので、この映画の登場人物が眩しくて仕方ないです。