齊藤京子、初主演映画で快挙! 深田晃司監督最新作『恋愛裁判』、第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門正式出品決定

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齊藤京子が映画初主演を務める深田晃司監督最新作『恋愛裁判』が、第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に正式出品されることが決定した。
【写真】齊藤京子、インタビュー撮りおろしショット
本作は、「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にした深田監督が、その内容から着想を得て作り上げた物語。構想から10年を経て結実した渾身作だ。日本のアイドル界でまことしやかにささやかれる「恋愛禁止ルール」。契約書に記載されたこのルールに反する行動をしたとして、所属事務所から契約違反と訴えられ、裁判へと発展した一人の女性アイドルの姿を描く。
人間が自然に持つ【恋】という感情を、契約で縛ることは果たして許されることなのか?アイドルが恋をすることは「罪」なのか?誰もが当たり前に受け流していた日本独自の「恋愛禁止ルール」に、深田監督が鋭く斬りこむ。
恋に落ちる人気アイドル・山岡真衣を演じるのは、元・日向坂46でセンターを務めた経験を持つ齊藤京子。昨年のグループ卒業以降、ドラマやバラエティ番組に引っ張りだこの彼女が、映画初主演でアイドル役を務める。
人気グループへの階段を駆け上がっているアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」。人気ナンバー1でセンターを務める山岡真衣(齊藤京子)は偶然、中学時代の同級生・間山敬に再会し意気投合、恋に落ちる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤していた真衣だが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとに駆け寄るという行動に出る―。それから8ヵ月後、真衣は所属事務所から「恋愛禁止条項」の契約違反として裁判所に召喚されることに。「アイドルの恋愛は罪なのか!?」。審判が下る。
この度本作が、第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に正式出品されることが決定。『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞し、前作『LOVE LIFE』では第79回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品されるなど、世界中から高い注目を集める深田監督の新作が、カンヌ国際映画祭の公式部門であるカンヌ・プレミア部門の正式招待を受けることとなった。
カンヌ・プレミア部門は「コンペティションの枠には収まりきれない良作を集める部門」とされており、この映画のテーマである「日本独自に進化を遂げた『アイドル文化』とその中での常識『恋愛禁止ルール』」を世界に問うには最適の部門と言える。
カンヌ招待の一報を受け、深田晃司監督は「構想から気づけば10年もかかってしまったこの映画を、最高のかたちでお披露目できることを嬉しく思います」とコメント。
昨年4月の日向坂46卒業コンサートからちょうど1年。初主演映画でカンヌの大舞台に立つことが決まった齊藤は「本当に夢のようで言葉にできないほど嬉しかったです」と喜びをあらわにしている。なお、深田監督と齊藤は会期中、現地でレッドカーペットを歩き、公式上映に参加する予定。
※深田晃司監督、齊藤京子のコメント全文は以下の通り。