『バレリーナ』8.22公開決定 アナ・デ・アルマス「私にとってキャリアの突破口だった」 約10年ぶりキアヌ・リーヴスと共演

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アナ・デ・アルマスが主演する『ジョン・ウィック』スピンオフ映画『バレリーナ:The World of John Wick』の日本公開日が、8月22日に決定。併せて、現地時間5月22日(日本時間:5月23日)に、イギリス・ロンドンのレスター・スクエアにて開催されたワールドプレミアのオフィシャルレポートが到着。アナ、キアヌ・リーヴス、ノーマン・リーダスらキャストのほか、レン・ワイズマン監督、製作を務めたチャド・スタエルスキのコメントが公開された。
【写真】アナ・デ・アルマス、輝くドレス姿でワールドプレミアに登場 キアヌとの2ショットも
かつて裏社会で名を馳(は)せた伝説の殺し屋:ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)の終わりなき「復讐と報復」の戦いを描き、多くの熱狂的なファンを生み出した『ジョン・ウィック』シリーズ。本作は、そんな伝説のシリーズから、新たな復讐の女神・イヴ(アナ・デ・アルマス)が誕生したスピンオフ作品。
6月6日の全米公開に向けて盛り上がりを見せる中、現地時間22日にロンドンにて開催されたワールドプレミアの会場には、作品のテーマカラーとなるネオンピンクやセルリアンブルーのモチーフが様々な場所に施され、レッドカーペットならぬブラックカーペットが敷かれていた。
そしてアナ・デ・アルマス、キアヌ・リーヴス、ノーマン・リーダスら豪華キャストのほか、製作を務めた「ジョン・ウィック」シリーズのチャド・スタエルスキ、本作のレン・ワイズマン監督も登場。ファンと世界中のマスコミが集まった会場で熱気に包まれながら、作品の完成を盛大に祝福した。
幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる主人公・イヴを演じたアナは「キアヌとチャドが創り上げたこのシリーズに力強い女性の姿とカッコよさを吹き込めたのは素晴らしい経験でした。ずっとこのシリーズの一部になりたいと思っていたので!」と興奮を抑えられない様子。そして「才能が溢れるたくさんの方達と仕事ができて光栄でした。皆がそれぞれ準備をし、責任を持って最高の仕事をしているので信頼できました。とても楽しかったし、クリエイティブな撮影現場で、毎回新鮮でした。素晴らしかったです!」と満面の笑顔で撮影を振り返った。
約10年ぶりの共演となるキアヌについては「まだ英語すら喋れない私にとってキアヌと共演した『ノック・ノック』は私にとってキャリアの突破口だったんです。それが今、このプレミアで彼と並んでいるなんて本当にクレイジー!撮影は体中、痣だらけで大変だったけど、彼はいつもサポートしてくれたわ」と、リスペクトと感謝を熱く語った。
ジョン・ウィックを演じるのは本作で5度目となるキアヌ・リーブスは「最高だよ! とても興奮してる!」とほほえむ。自身が築き上げてきた「ジョン・ウィック」ワールドが『バレリーナ』として拡大していくことについて「この作品は『ジョン・ウィック』の世界観を完璧に守りつつ、さらに新たなキャラクター、より深い物語によってその世界観が探求されている。何よりもアナが役に燃やしてくれた情熱に感謝したい。彼女は本当に楽しそうだったよ」と、作品への愛情をにじませながら、アナの仕事ぶりを称えた。
さらに「あなたにとって『ジョン・ウィック』とは?」という質問には、感慨深い表情で「生涯の役だね。映画製作という作業の中で生まれた友情と絆の結晶だ。僕のキャリアに大きな変化と衝撃を与えてくれた役なんだ」と語った。
ノーマン・リーダスが本作で演じるのは、謎の暗殺教団の手がかりを握るパイン。「ウォーキング・デッド」シリーズなどで知られ、キアヌとも長年親交があるノーマンは「最高だね。普段僕みたいな、野蛮で、血にまみれて、人を刺し殺す役を得意とする役者がこの世界観に参加するのは自然な進歩だよね?」と茶目っ気たっぷりにシリーズへの参加を喜ぶ。もともと「ジョン・ウィック」シリーズのファンだったそうで、「シリーズは100万回見てるけど、さらにこのシリーズが大好きになったよ!」と、自信たっぷりに作品をアピールした。
これまでシリーズを監督してきたチャド・スタエルスキから、今回メガホンを継承したレン・ワイズマン監督。本作を作るにあたり意識した点について「たくさんあるけど、最も意識したのは作品の『トーン』、雰囲気かな。このような作品の場合、アクションが素晴らしいだけではなく感情を意識して作らなければいけない。たとえば、アクションのシーンを撮影している時にウィンクやスマイルを入れることでライトな瞬間を作りたい時もあれば、感情に突き動かされるようなシーンではそういう仕草は入れない」と明かす。
お気に入りのシーンを聞かれると「たくさんあるけど、手りゅう弾で戦うシーンかな。私が脚本を展開するにあたって初めて考察して作成したシーンだから」と、すでに日本でも解禁されている特報でも披露された過激なアクションシーンだと返答。そして日本のファンに向けて「日本の皆さんこんにちは!皆さんに会ってこの作品をお届けするのを楽しみにしています。ぜひこの作品を楽しんで、カッコよさを実感してください」とメッセージを贈った。
今作では製作を務めたシリーズの創造神、チャド・スタエルスキは最後に「アナと一緒にこの愛すべきシリーズを拡大する作業は本当に最高だったよ。アナはこのシリーズにさらなる強靭さとユーモアを加えてくれた」と、新たな復讐の女神を演じ切ったアナを賞賛。そのほか、この日のイベントには『ジョン・ウィック:コンセクエンス』で盲目の殺し屋・ケインを演じたドニー・イェン、ペドロ・パスカルもゲストとして来場。アナの晴れ舞台を祝福していた。
映画『バレリーナ:The World of John Wick』は8月22日より全国公開。