映画『愚か者の身分』釜山国際映画祭、コンペティション部門選出! 北村匠海&永田琴監督の喜びコメント到着

関連 :
北村匠海が主演する映画『愚か者の身分』が、9月17日〜26日に韓国・釜山で開催される第30回釜山国際映画祭のコンペティション部門に選出。北村と永田琴監督から喜びのコメントが到着した。
【写真】釜山国際映画祭コンペティション部門に選出! 『愚か者の身分』新場面写真
本作は、第2回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤の同名小説を、プロデューサー集団・THE SEVENが初の劇場作品として映画化。監督は永田琴、主演に北村匠海、共演に綾野剛と林裕太を迎え、愛を知らずに育った3人の若者たちの青春と、闇ビジネスから抜け出そうとする3日間を描く逃亡サスペンスだ。
今回選出されたのは、第30回を記念し、従来の非コンペ型からコンペ形式へと移行して今年新設された、釜山国際映画祭の“メインコンペティション部門”。同映画祭は、<カンヌ、ベルリン、ベネチア>と並ぶ世界三大映画祭と同様の形式を採用することで、歴史的な転換を迎える。
1996年に創設され、世界中の映画人から愛されるアジア最大級の映画祭のひとつである釜山国際映画祭。その新部門はアジア映画のさらなる飛躍を後押しし、大きな期待と注目を集めている。本作は、アジア各国から選ばれた14作品の精鋭とともに、最優秀作品賞を含む5つの釜山アワードを巡って競うことになる。
釜山国際映画祭側は、本作の選定理由について「複雑な心理劇であり、若者たちの成長物語であり、暴力が現実の奥深くまで浸透した現代大都市を冷静に映し出す自画像」とコメントした。
今回の選出決定を受けて、永田琴監督と主演の北村匠海から喜びのコメントが到着。永田監督は「この映画祭の土俵に上がることは、監督として目標であり夢でした」と本映画祭への思いとともに、「このご縁と幸運に心から感謝いたします」と喜びのメッセージを添えた。
北村は「青春も悲劇も痛さも愛おしさも全て平等に詰まっている映画」と本作を紹介し、「日本の片隅でひっそりと生きていて、誰からも目を向けられず、それでも『俺たちは確かにここに居るぞ』と小石を投げながら叫ぶ彼らの思いをぜひ観ていただきたい」と、ワールドプレミア上映への熱い思いを寄せた。
あわせて、新場面写真3点も公開された。“闇ビジネス”の世界で生きるしかなかった3人に、この先どんな未来が待っているのか――。3日間ノンストップで疾走する逃亡サスペンスに期待が高まる。
映画『愚か者の身分』は、10月24日より全国公開。
※永田琴監督、北村匠海のコメント全文は以下の通り。