深津絵里、オダギリジョーの脚本は「近年稀に見る奇想天外さ」 演じた役は「とにかくすごい!」

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オダギリジョーの脚本・監督・編集・出演による映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』の舞台あいさつ付き特別上映会が3日、都内にて開催。オダギリをはじめ、主演を務めた池松壮亮、8年ぶりの映画作品出演となった深津絵里が出席し、映画を大いにアピールした。
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本作は、鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平(池松)だけには、なぜか相棒の警察犬オリバーが、酒とタバコと女好きの欲望にまみれた犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまう、しかもその着ぐるみのおじさんオリバーをオダギリ自身が演じるという奇抜な設定で2021年にNHKで放送されたテレビドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』の劇場版。
ドラマ放送時から大きな話題となっていた本作が、ついに映画化。それに対する思いを聞かれたオダギリは、真剣な表情で「最初に言っておきたいことがあります」と言い出したかと思えば、「映画は最初の3日間の動員で、その後の上映数が変わって来るんですよ。少なかった場合、下手したら朝1本だけとか。世知辛い世の中ですよね(笑)。でもそれが現実なんです」と業界の事情を暴露する。
続けて「今日来ている人たちはきっと『オリバーな犬』のことを好んでくれている方たちだと思うので、この情報を共有しておきたかった。“時間ができた時に観に行けばいいや”という方に、初日の3日間で観るようにオススメしてほしいんです」と訴えた。
そんなオダギリが熱い思いを込め、制作された今作。劇場版より本作に参加した深津は、「脚本をいただいて読んだのですが、近年稀に見る奇想天外さ。一度読んだだけでは、まったくわかりませんでした(笑)」と印象を。そんな“まったくわからない”脚本に出会ったのは、人生で初めてだったという。しかし、「そのまったくわからない脚本に強く惹かれて、どうなるかわからないけれど飛び込んでみたいと思いました」と出演を決めた理由を明かした。
その他にも出演を決めた理由があるというのだが、「それは映画のパンフレットで細かく語っているので、公開されましたら、よろしければ劇場の方で手に取ってください」としっかり劇場に来てほしいとアピールした深津。その流れるような話の運び方に、オダギリと池松は「さすが!」と絶賛した。
深津が今作で演じたのは、一平とオリバーに捜査協力を依頼してくるカリスマハンドラー・羽衣弥生役。上映前の舞台あいさつだったため、キャラクターについては深く触れられなかったのだが、オダギリいわく「冒頭からとにかくすごいんですよ!」とのこと。「本当にすごい役なので、映画館で驚いてほしい。すごいものを見てしまうだろうけど、ネタバレは伏せてもらって。外に漏らさないようにお願いします」と、こちらも実際に劇場に足を運んで観てほしいと力強く語っていた。
映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』は、9月26日より全国公開。