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第38回東京国際映画祭グランプリは『パレスチナ36』 最優秀女優賞に『恒星の向こう側』福地桃子&河瀬直美 観客賞に『金髪』

映画

■コンペティション

・観客賞受賞 『金髪』 坂下雄一郎監督

広く観客のみなさんから認められたのは嬉しいです。今後も映画作りに励んでまたこの映画祭に戻ってこれる様に努力します。

・最優秀芸術貢献賞授賞 ヴィヴィアン・チュウ 講評

歴史上の人物を意外な形で描き、観客を常に惹きつける俳優の印象的な演技によって際立つ本作は、緻密な編集と型にはまらない音楽の使用によってさらに引き立てられています。

・最優秀芸術貢献賞受賞 『マザー』 テオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督

私は50歳になりましたが、18歳の少年のような大胆さをようやく得ることができました。この映画が女性たちに力を与えることを願っています。

・最優秀男優賞授賞 グイ・ルンメイ 講評

演じる空間が限られている中、繊細で説得力のある演技を見せてくれました。

・最優秀男優賞受賞 『春の木』 ワン・チュアンジュン

このような賞をいただくとは夢にも思ってませんでした。中国映画が今年120周年を迎える年に受賞できたとこで、歴史の一部になれた。私の母校の映画学校も80周年なので、素晴らしいギフトになりました。

・最優秀女優賞授賞 齊藤工 講評

今年のコンペティション部門には力強く物語を牽引するヒロインたちが数多く登場しました。その中で、丁寧に静かに存在することに徹したお二人の姿はひときわ印象的で際立っていました。

・最優秀女優賞受賞 『恒星の向こう側』 福地桃子

歴史ある賞をいただけて光栄です。身の引き締まる思いです。主人公を演じるにあたって、人物を見つめて追いかけて溶け合っていくような作業は決して一人では乗り越えられる時間ではありませんでした。この経験を胸にこれからも1つ1つの作品に向き合っていきたいです。

・最優秀女優賞受賞 『恒星の向こう側』 河瀬直美

監督として、映画祭に参加したことはあっても俳優として参加できたのは中川監督のおかげです。チームの皆がいたからこそ、自分自身のすべてを出し切れました。福地さんには冷たい態度をとるなど、徹底した役作りをしていましたが、最後に彼女の温かさを背負えた瞬間涙が出ました。

・最優秀監督賞授賞 ヴィヴィアン・チュウ 講評

新しく国の歴史を塗り替えた、二つの異なる映画に心を動かされました。

・最優秀監督賞受賞『裏か表か?』 アレッシオ・リゴ・デ・リーギ監督、マッテオ・ゾッピス監督 動画コメント

東京国際映画祭そして審査員の皆さん、この賞をありがとうございます。東京で素晴らしい時を過ごしました。映画を見てもらったこと、観客からの反応など、映画祭が私たちを招き入れてくれたこと、そしてこの素晴らしい賞をありがとうございます。

・最優秀監督賞受賞 『春の木』 チャン・リュル監督

私の作品を評価してくださりありがとうございます。またこの場を借りて俳優の皆さん、チームの皆さんに感謝を伝えたいです。個人的に、監督賞はチーム全体に与えられる賞だと思います。

・審査員特別賞授賞 マチュー・ラクロー 講評

伝統を失うこと、人々への表現の機会を与えることで映画はレジリエントの味方だということを教えてくれました。

・審査員特別賞受賞 『私たちは森の果実』 リティ・パン監督

たくさんの方にお礼を申し上げたいと思います。とりわけプロデゥーサーのカトリーヌ・デュサールに感謝を申し上げたいと思います。4年にも及んだ撮影期間、長旅でございましたが、サポートしてくれました。

・東京グランプリ/東京都知事賞授賞 カルロ・シャトリアン審査委員長 講評

この作品の感情面で心を動かされ、土地の美しさに魅了されました。

・東京グランプリ/東京都知事賞受賞 『パレスチナ36』 アンマリ―・ジャシル監督 動画コメント

わたしたちの映画をこの賞に選んでくださり、本当に光栄です。チームにとっても私自身にとっても、この作品の制作に懸命に力を尽くしてきたすべての人たちにとって、大きな意味を持つものです。ありがとうございます。

・東京グランプリ/東京都知事賞受賞 『パレスチナ36』 ワーディ・エイラブーニ

この素晴らしい賞を受賞できてとても光栄です。またこの作品に関わることができてとてもうれしいです。

・小池百合子東京都知事

世界中の才能が東京に集って、映画という芸術を通じて新たな物語が紡がれていくことを大変嬉しく思っております。映画は言葉、文化の壁を超えることができます。心を繋ぐ力を持っている大変パワフルなアートでございます。今年からアジア学生映画コンファレンスが新設されたということで、アジア各国の学生さんたちの挑戦がこのコンファレンスを通じて大きく広がることを心から期待を申し上げます。東京から発信される映画の魅力が人々に届くことを、そして東京国際映画祭が創造性と多様性に満ちた文化の祭典として今後もますます発展していくことを期待しております。

・カルロ・シャトリアン審査委員長 総評

生きている映画を映画祭で観ることで、映画というものの幅が、いかに広いものであるかということと向き合いました。画一化している世の中において、多様性を大切にしました。この仕事は難しかったですが、多様性を尊重しました。様々な経歴、好みは異なりますが、すべての決定は合意の結果です。すべて満場一致で賞を贈呈しました。

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