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『楓』福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗の秘めた想い&表情を切り取ったビジュアル解禁

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映画『楓』“それぞれの想いビジュアル”
映画『楓』“それぞれの想いビジュアル”(C)2025 映画『楓』製作委員会

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 福士蒼汰と福原遥がダブル主演する映画『楓』より、福士と福原をはじめ、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗ら登場人物5人の胸に秘めた想いを印象的なセリフとともに切り取る“それぞれの想いビジュアル”が解禁された。

【写真】登場人物5人の秘めた想いとは――印象的なセリフとともに切り取ったビジュアル(5枚)

 本作は、スピッツの楽曲「楓」を原案にしたラブストーリー。監督を『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)の行定勲が務める。オリジナルストーリーを書き上げたのは脚本家・高橋泉。音楽はYaffleが担当する。

 本作では、主題歌としてスピッツの「楓」が物語を締めくくるが、さらに劇中をさまざまな「楓」が彩るというアイデアが行定勲監督によって取り入れられている。物語の重要なシーンで「楓」が流れることで、歌詞とメロディ、そして映像が絶妙にリンクし、観客の記憶の奥底にある感情に語りかける――楽曲原案ならではの表現を実現している。

 先日、劇中歌として「楓」を歌うスペシャルカバーアーティストに、ロックバンド・SUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太と、シンガーソングライター・十明(とあか)が参加することが発表。豪華アーティストによるカバーに大きな反響が寄せられた。

 このたび、登場人物5人それぞれの胸に秘めた想いを、印象的なセリフとともに切り取った“それぞれの想いビジュアル”が公開された。各キャラクターが抱える心の葛藤や迷い、そして願いが交錯し、スピッツの楽曲が持つ“余白の美しさ”と響き合う世界観が映し出されている。

 主人公のひとり・涼(福士蒼汰)は、弟・恵が事故でこの世を去った後、残された恋人・亜子(福原遥)の前で弟のふりをしてしまう。「ただ、君に笑ってほしくて」という言葉に表れるように、喪失感と罪悪感に押しつぶされながらも、彼女の悲しみを少しでも和らげたいという想いから、本当のことを言い出せないまま亜子と恋人のような時間を過ごしていく。

 福士は、涼について「亜子の心を少しでも軽くしてあげたいという気持ちで接していた」と明かしており、その献身的な優しさが、性格のまったく異なる双子として生きようとする複雑な感情や、亜子に惹かれていく恋心と重なり、物語の核を形作っている。

 亜子は、愛する恋人・恵を失った悲しみを受け入れられず、目の前に現れた涼を恵だと信じ込んでしまう。普段は明るく振る舞って涼と過ごしているが、亜子もまた涼には言えない秘密を抱えており、その心の揺らぎが物語に深い緊張感をもたらす。

 福原は亜子について「多分、彼女の中でも整理できてない部分があったり、複雑な感情を抱えながら日々を生きている女の子」と語る。失った恋人を想いながらも、涼と過ごす時間の境界で揺れる亜子。その心の動きは、切なさや迷い、そして少しずつ未来に進もうとする意志が繊細に伝わってくる。

 梶野(宮沢氷魚)は双子の兄弟・涼と恵を最も理解する幼馴染であり、恵の会社の共同経営者でもある。冷静沈着で理性的な性格ながら、心の奥には彼らへの強い友情と痛みを抱えている。涼が亜子の前で恵のフリをしていることを知りながらも、その選択に込められた覚悟を受け止め、「お前の人生ってのがあるんじゃないのか?」と問いかけるように、涼には涼として向き合い寄り添う。

 行定監督は「梶野は(涼の)非常に魅力的なバディというか友達。佇まいがかっこいいのに(天文)オタクで、その中にもある品の良さは、氷魚くんだからこそ出せたと思っています」とコメントを寄せる。梶野の存在が、涼の孤独を静かに照らしている。

 日和(石井杏奈)は、カメラマンとして働く涼の後輩でありながら、密かに彼への想いを抱いている。その純粋さと真っ直ぐな感情は、物語の中盤で重要なアクセントをもたらす。

 石井は「(日和は)自分に正直だし、人に対しても真っ直ぐで、自分の心を思うままに過ごしている。そこに否定的じゃなく、自分が自分を肯定している感じがすごく好き」と自身の演じたキャラクターを好意的に捉えている。

 明るく前向きな一方で、涼への想いや立場のもどかしさに揺れ動く姿には切なさもにじむ。彼女の存在や行動は、真実を隠しながら惹かれ合ってしまう涼と亜子の関係に光を当てると同時に、観る者に“様々な問い”を静かに投げかける。

 雄介(宮近海斗)は、亜子の良き相談相手で、穏やかな包容力を持つバーの店長。温厚な性格で周囲に安らぎを与える一方で、亜子と恋人だった恵の関係を知る人物の一人であることから、鋭い洞察力で涼の存在に違和感を抱き始める。亜子とは長年友人関係にあり、その関係性が物語中盤以降、新たな展開へと繋がっていく。

 行定監督は「雄介ってどういうキャラクターにもなりえるのですが、この映画の一つのテーマでもある〝慮る〟という言葉のように、それぞれキャラクターとの距離感を持ちながら宮近くんが演じてくれた。そのおかげで、彼の人間味も出ており、物語にいい影響を与えてくれていました」と語る。

 雄介が選ぶ言葉や行動は、登場人物たちの気持ちの揺れをそっと受け止め、物語に温かさと柔らかい余韻を添えていく存在となっている。

 映画『楓』は、12月19日より全国公開。

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