福士蒼汰×福原遥、充実の2025年を回顧 「一歩一歩、夢に向かって前進」「もっと成長したい」
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スピッツの名曲を原案にしたラブストーリー『楓』で、ダブル主演を果たした福士蒼汰と福原遥。福士は、双子の弟である恵を失い、弟のふりをする兄・涼という1人2役に挑み、福原は恵の恋人である亜子を演じ、切なくも美しい恋をスクリーンに映し出した。物語の鍵を握る星空をはじめ、雄大な自然を体感したニュージーランドでの撮影は、「最高の経験になった」という2人。名曲への解釈や、お互いに安心感を覚えたという共演の感想など、温かな笑顔いっぱいに語り合った。
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■聴けば聴くほど味わいが増す、楽曲「楓」の魅力
――発表から27年が経った今も、幅広い世代から愛され続けているスピッツの名曲を原案とした映画が完成しました。お二人にとって「楓」は、どのような楽曲でしたか?
福士蒼汰(以下、福士):「楓」はもともと大好きで、カラオケでも歌わせていただいていた曲です。スピッツさんの曲は、「人によって捉え方が違うだろうな」と感じるような歌詞や世界観が込められているものが多いように感じます。本作においても脚本を読んだり、お芝居をさせていただきながら、「この歌詞は、台本に描かれているこの部分に当てはまるかもしれない」と読み解いていくのがとても楽しかったです。
映画『楓』場面写真 (C)2025 映画『楓』製作委員会
例えば「かわるがわるのぞいた穴から」という歌詞も、双子の涼と恵がカメラのレンズを覗いた時に見えている景色が違うということなのか、亜子のことを言っているのか…といろいろと考えてみたりして。「楓」という曲の受け取り方が、自分の中でもまたひとつ増えたような気がしています。
福原遥(以下、福原):「楓」は私が生まれた年にリリースされた曲で、深いご縁を感じています。これまでもたくさん聴いていましたし、みんなで歌ったりもしていました。福士さんがおっしゃるように、スピッツさんの曲は、歳を重ねて聴くとまた受け取るものが違ったり、その時その時で違った感じ方ができるという魅力がありますが、亜子として脚本を読んでから「楓」を聴き直してみると、「亜子の心情と重なるな」と感じるところもたくさんあって。「さよなら」という歌詞を含め、亜子として「わかるな」という感情がたくさん散りばめられていました。

