福士蒼汰×福原遥、充実の2025年を回顧 「一歩一歩、夢に向かって前進」「もっと成長したい」
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――本作は、事故で双子の弟・恵を失った兄・涼が、ショックで混乱する弟の恋人・亜子を悲しませまいと、恵のふりをしてしまうところから始まる物語です。福士さん演じる涼からは優しさや思いやりが、福原さん演じる亜子からは一途さがにじみでていました。お互いの目からご覧になっても、この役を演じるのにぴったりだなと感じることはありましたか。
福士:福原さんは、亜子役にぴったりだと思います。まっすぐで健気で、相手を思いやるからこそ、一歩引いてしまうようなところがあったり。そういった優しさは、福原さんにも通じる部分があるなと感じています。福原さんはもし傷ついたとしても、それを自分の中で受け止めて、みんなの前では笑顔でいようと心がけたりするんじゃないかなと思います。あと朗らかな感じも、亜子と重なります。福原さんは、現場では待ち時間に編み物をずっとしていたんです。おばあちゃんのような、温かな包容力を感じました(笑)。
福原:おばあちゃん(笑)! そうなんです。ニュージーランドでは現地で毛糸を買って、編み物をしていました。福士さんは、恵のようなエネルギーがある方だなと感じます。いつも誰よりも明るくそこにいてくださって、現場を引っ張ってくれて。みんながついていきたいと思えるような存在でした。そして、涼のような柔らかさも持っていらっしゃる。私が役作りなどで悩んでいると、あまりガチガチに決めすぎないで、いろいろなやり方を試してみようとアドバイスをくださったりと、すごく助けていただきました。涼と恵、どちらの要素も持っている方だなと思います。
福士:お互いに、気楽に話せたかもしれないね。
福士蒼汰
――圧巻の星空をはじめニュージーランドの雄大な自然を映し出している点も、本作の大きな見どころです。ニュージーランドでの撮影はいかがでしたか?
福士:山も空もどこまでも続いているようで、日本では見られないような景色をたくさん目にすることができました。ニュージーランドに着いた初日は、天気がよくてものすごくきれいに景色が見えたよね。
福原:そうなんですよね。その後は「天気が崩れがち」という予報で…。
福士:本来、着いた初日は撮影をする予定ではなかったんですが、天気がこれから悪くなるということで、ニュージーランドに着くなり「今日、これから撮ろう!」という話になって(笑)。
福原:着くなり、「着替えてください」とロケバスに乗って移動することになって(笑)! 驚きましたね。
福原遥
福士:二人ともノーメイクのまま、撮りました(笑)。引きのカットなので、そのまま行きましょう!となったんだよね。
福原:「よーい、スタート!」って(笑)。でもすごくきれいな景色で、その日に撮れてよかったなと思いました。
福士:そうだよね! そうやって移動するのも楽しく、その日しか撮れないような景色を捉えることができてすごくうれしかったです。

