日向坂46・河田陽菜、涙あふれる卒業セレモニー「みんな幸せになってね」 8年間の活動に幕
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日向坂46が19日、東京・国立代々木競技場第一体育館で、日向坂46 ARENA TOUR 2025「MONSTER GROOVE」の東京初日公演を開催。本編終了後には、二期生・河田陽菜の卒業セレモニーが行われ、約8年のアイドル活動の幕を閉じた。本稿では、セレモニーの模様をレポートする。
【写真】河田陽菜、涙の卒業セレモニー
セレモニーでは、河田が初めてセンターを務めた「ガラス窓が汚れてる」や、元メンバーの一期生・佐々木美玲を中心とした“みーぱんファミリー”の楽曲「酸っぱい自己嫌悪」を、オリジナルメンバーの河田と山口陽世、さらに河田を“推しメン”と慕う山下葉留花と大田美月が参加して歌唱。続けて、同期の二期生4人で「43年待ちのコロッケ」を披露した。
ここで河田の8年間の軌跡をたどるVTRが上映され、純白のドレスにティアラを身に着けた河田が登場。マイクを手に取ると、「改めまして、日向坂46の河田陽菜です」と、用意してきた手紙を読み始めた。
まずは、アイドルとして駆け抜けた日々を回想。「アイドルとして過ごした約8年間、かけがえのない時間を過ごすことができました」と述べ、けやき坂46のオーディションに合格した瞬間から人生が変わったこと、加入当初は泣くことが多く「ご迷惑をたくさんおかけしました」と語りながら、支えてくれた仲間への感謝を伝えた。
続けて、日向坂の活動を支えてきたスタッフへの思いを口にし、家族にも言葉を贈った。「私はお仕事の話を家族にひとつもしないと言ってもいいくらい話さなくて」と明かしつつ、それでも優しく見守ってくれたことに触れ、「昔、私が落ち込んで電話をかけたのに、何もわかってないって、余裕もなかった私は怒ってしまいました。あの時は本当にごめんね。たくさん迷惑をかけてしまったけれど、わがままな私をたくさん支えてくれてありがとう」と胸の内を語った。
メンバーへのメッセージでは、涙で言葉を詰まらせながら「メンバーのみんなが大好きです」と思いを告げ、各期生へ向けて言葉を届けた。五期生には「とんでもないスピードで成長している」と尊敬を示し、四期生には「みんなが持っているこの熱い気持ちが、日向坂の核になっている」と語る。三期生には「4人は本当の姉妹みたいに仲が良くて、愛おしいです」と寄り添い、長く共に戦ってきた二期生には「一緒に進んでこれて、本当によかったです。どんな時もグループのことを考えているみんなのことが、すごく誇らしかったです」と深い絆を口にした。さらに一期生には「ずっと大好きな背中でした」と敬意を表した。
メンバーとこれまでのように会えなくなる寂しさをこぼしつつ、「いつまでもみんなのことを応援しています」「メンバーそれぞれの夢が、そして日向坂の夢が、これからもたくさん叶いますように」と願いを託した。
続いて、おひさま(日向坂46ファン)に向けて感謝を伝える。「皆さんがかけてくれた言葉、私たちに向けてくれた笑顔は、一生の宝物です」と語り、自身も多くの場面で救われたことを明かす。「向かい風が吹いた時も、一緒に進んでくれて、本当にありがとうございました」と述べた。
活動の中では「人と比べてしまうこともあったり、自信もなくしてしまうこともありました。でも、自分は自分でしかなくて、河田陽菜を受け入れるようになってからは、自分らしく活動できるようになったなぁと思います」と振り返り、最後には「いろいろと話しましたが、今思い出すのは楽しい記憶ばかりです。本当に、アイドル人生、楽しかったな。日向坂でいられて幸せでした。これからも日向坂46を愛してください」と締めくくった。

