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『GIRLS/ガールズ』 レナ・ダナム、15年ぶり映画主演! 愛さずにはいられない“等身大の主人公”を熱演

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映画『旅の終わりのたからもの』主演のレナ・ダナム
映画『旅の終わりのたからもの』主演のレナ・ダナム(C)2024 SEVEN ELEPHANTS, KINGS&QUEENS FILMPRODUKTION, HAIKU FILMS

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 ドラマ『GIRLS/ガールズ』で世界中から共感を集めたレナ・ダナムの主演映画『旅の終わりのたからもの』が、2026年1月16日に公開。本作でレナは15年ぶりの映画主演を果たし、故郷ポーランドで父と家族の歴史を辿る、愛さずにはいられない等身大の主人公を熱演している。

【写真】ホロコーストの記憶に新たな光を当てた意欲作『旅の終わりのたからもの』フォトギャラリー

 本作は、民主国家としての土台を築く激動の時代であった1991年のポーランドを舞台に、ホロコーストを生き抜いた父とNYで生まれ育った娘が様々な歴史遺産を巡り、悲惨な過去と痛ましい現実に向き合いながら、二人だけの“たからもの”を見つけるまでの珍道中を描く、笑って泣けて心温まるロードムービー。

 NYで生まれ育ち音楽ジャーナリストとして成功するも、どこか満たされないルーシー(レナ・ダナム)は、その心の穴を埋めるため自身のルーツを探そうと、1991年、両親の故郷であるポーランド・ワルシャワに初めて降り立つ。ホロコーストを生き抜き約50年ぶりの帰郷となる父エデク(スティーヴン・フライ)も一緒だ。

 しかし自由奔放すぎるエデクはルーシーの計画をぶち壊してばかりで、ルーシーの我慢は限界寸前に。そんな中、アウシュヴィッツ収容所を訪れた時、これまで娘には一切残酷な記憶を明かさなかったエデクが、収容所で起こった恐るべき出来事を静かに語り始めるのだった――。

 監督を務めたのは、2024年にヴェネチア国際映画祭審査員も務めたドイツ映画界の俊英ユリア・フォン・ハインツ。彼女がティーンエイジャーの頃に、オーストラリアの作家、リリー・ブレットがホロコーストの生存者である父との旅の実体験をもとに書き上げた小説『Too Many Men』を読み、深い感銘を受け今回の映画化が実現した。

 そんな本作で主演のルーシーを演じるのが、ドラマ『GIRLS/ガールズ』のレナ・ダナム。レナがわずか26歳で製作・脚本・主演を務めた『GIRLS/ガールズ』はNYに暮らす若い女性のリアルを描いて世界中で社会現象を巻き起こし、エミー賞にノミネートされ、第70回ゴールデン・グローブ賞のテレビシリーズミュージカル・コメディ部門にて見事作品賞と女優賞をダブル受賞。瞬く間にトップに上り詰めた。

 その後もレナは、女性の視点を重視した作品で注目を集め、2013年にはTIME誌の“世界で最も影響力のある100人”に選出。今後も、監督を務めたナタリー・ポートマン主演の映画『Good Sex(原題)』の配信が控えており、現代女性の等身大の恋愛・友情・悩み・葛藤を描かせれば彼女の右に出る者はいないとされている。

 レナは、『旅の終わりのたからもの』について「この役は私にとって、とても大きな贈り物でした。私自身がこの作品を観たかったので、どんな形でもこの作品に関わりたかったのです」とコメント。レナ自身が監督・主演を務めた『タイニー・ファニチャー』(2010)以来、実に15年ぶりの主演となる思い入れのある作品だ。

 主人公ルーシーは、『GIRLS/ガールズ』でレナが演じたハンナに似た一面を持つ女性。一向に効果の無いダイエットに振り回され、別れた夫を忘れられず夜中に無言電話をかけてしまうなど、ダメでイタさ満載。でもそんな自分を誤魔化さずまっすぐに見つめる姿や、孤独だった彼女の告白に、共感と同情を抱かずにはいられない。過去をひた隠し予測不能な行動をする父に辛辣に突っ込む娘ではあるが、父の過去の痛みを想っての言動には、深い愛情がにじんでいる。

 レナ・ダナムが再び主演として体現する、不器用だが愛さずにいられない女性の姿は、何かと生きづらい日々にあがく現代の私たちの肩の力を抜いてくれるだろう。

 映画『旅の終わりのたからもの』は、2026年1月16日より全国公開。

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