夏帆主演の特集ドラマ『ある小説家の日記』3.8放送 亡き作家の日記をめぐるサスペンスフルなヒューマン作
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■林裕太
新木役を演じさせていただく林裕太です。描かれたものの中に描いた人の輪郭は存在するのか、そばにいる人のことを僕は理解していると言えるのか、台本を読んで、そんなことを最初に考えました。人を理解するとは何か、思索しながら新木という役に向き合っていけたらと思います。
自分と他者について迫る作品に、素敵なキャストの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に挑んでいけるのが楽しみです。
■脚本・上原哲也
書きながら、これは言葉に翻弄された者たちの話だと気づきました。タイトルにある「日記」は、私にとって書くことの原点です。自分が書いたはずの言葉が、読み返すと他人のもののように響く。言葉にはもともと、そういう借り物めいたところがあるように思います。
この物語を生きる人たちは、生活に追われながらも何かに間に合おうと、二度と会えない人をたどろうと、言葉に救いを求めます。その切実さの行方をどうか見届けてください。
■音楽・高位妃楊子
AIの怖さに切り込むこの作品を前に、私自身も創作に伴う「怖さ」を抱えながら制作に向き合いました。今や奇妙さもなく人の表現に綺麗に紛れ込み、時には自分でも辿り着けなかった言葉を代弁してしまうAI。自身の楽曲を模倣させる試みも重ねながら、新しい時代における音楽の価値とは何か、そして「共感」や「人間らしいいい曲」とは何なのかを問い続けています。
■演出・平竣輔
「一つの日記をめぐる物語をやりませんか」 上原さんにそう熱く語られたあの日から、気づけば一年半以上が経ちました。
夜な夜な企画について語り合い、好き放題に言葉を投げ、そのすべてを受け止め、形にしてくれた上原さんには感謝しかありません。
そうして生まれた物語は、すばらしいキャスト・スタッフの皆さんとの対話を重ねる中で、二人だけではたどり着けなかった場所まで羽ばたいてくれました。
創作の難しさに何度も立ち止まり、それでも創ることの喜びを感じながら、出来上がったドラマです。誰かの日記を、そっとのぞくような時間を楽しんでもらえたらうれしいです。

