中川晃教主演ミュージカル『空白の響き』7月上演 谷崎潤一郎『春琴抄』ほか3つの物語が紡ぎ合う
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■タカイアキフミ
本作に参加させていただくことになり、「なぜ僕がミュージカルを…!」という大きな驚きとともに、どこか高揚するような感覚があります。同時に、異なる時代や背景を持つ物語が交差しながら、「行き場のなかった言葉や音」をテーマに据えた本作の強いチャレンジ性にも強く惹かれました。その中で何を軸にし、どのように立ち上げていくべきか、考えを巡らせる日々です。
ミュージカルの演出は初めての挑戦になりますが、音楽と言葉、そして身体がどのように響き合うのかを丁寧に探りながら、この作品にふさわしい形を見つけていきたいと考えています。未知の領域だからこそ、その過程で生まれる発見を大切にしたいです。
素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんとともに、ひとつひとつの瞬間を積み重ねながら、この作品にしかない時間を創っていきます。劇場でお会いできることを愉しみにしています。
TAAC タカイアキフミ
■中川晃教
美しかった人が醜くなる それを佐助は見ていた
知らない方が美しく思える 知っていることが恥ずかしくなる
数年前に書いた僕の曲「TO BE IS TO DO」に書かれた歌詞です。
この「空白の響き」のプロットを読んだ時にその世界を思い出しました。
春琴と2人の女が交錯する
それを音楽で繋ぐ「空白の響き」
その響きを求め続ける男
春琴と佐助の何も見えない世界で2人で創った音楽は誰も聞くことはない
そして春琴がいなくなった今、佐助はその音楽も思い出せない
誰にも届かなかったはずの音楽や言葉が、なぜ今、私たちの心を震わせるのか
その声に耳を傾けないと 何もない空白に変わってしまうだろう
ぜひ劇場にお越しください お待ちしています

