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注目俳優ジェイコブ・エロルディ、完璧なルックスを泥と血で汚す! 『ラスト・サバイバー』で新境地

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ヒッグ役のジェイコブ・エロルディ 映画『ラスト・サバイバー』場面写真
ヒッグ役のジェイコブ・エロルディ 映画『ラスト・サバイバー』場面写真 (C)20th Century Studios. All Rights Reserved.

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ジェイコブ・エロルディ

リドリー・スコット

 『ブレードランナー』(1982)や『エイリアン』(1979)など、映画界で数々の金字塔を打ち立ててきた巨匠リドリー・スコット監督最新作『ラスト・サバイバー』で主演を務めるジェイコブ・エロルディは、196cmの圧倒的なスタイルと彫刻のように端正な顔立ちで、今、ハリウッドで最も熱狂的な支持を集める最旬俳優。本作は彼がスコット監督と初タッグを組んだ作品だ。これまで『Saltburn』(2023)や『嵐が丘』(2026)といった話題作で、誰もが抗えない“美しさ”を武器に作品を演じてきた彼が、本作で挑むのはなんと、パンデミックにより荒廃した世界を泥臭く生き抜く無骨な主人公。今回は、過去作で魅せた彼の功績を振り返りつつ、最新作で見せる、泥臭くも人間味あふれる“新しいジェイコブ・エロルディ”の魅力に迫る。

【写真】泥臭い役もハマってしまうジェイコブ・エロルディ

■ 『Saltburn』(2023)

 オックスフォード大学を舞台にした狂気のスリラー『Saltburn』で彼が演じたのは、周囲の人間すべてを魅了してしまう絶対的な貴族の青年フィリックス。ただ画面に立っているだけで成立してしまうほどの完璧なルックスを持つ彼だが、本作で見せたのは単なる美形俳優の枠には収まらない深い表現力。ふとした瞬間に見せる無邪気な笑顔や気怠げな色気で、主人公だけでなく観客の心をも狂わせていくフィリックス。しかし、その圧倒的な余裕の裏には、裕福ゆえの“無自覚な残酷さ”が潜んでいる。善意のつもりで他者の人生を狂わせていくその“危うさ”を、ジェイコブは恐ろしいほどナチュラルに演じきり、底知れぬ演技力を世界に見せつけた。

■ 『嵐が丘』(2026)

 『Saltburn』のエメラルド・フェネル監督と再びタッグを組み、マーゴット・ロビーと共演を果たした本作では、彼の持つクラシカルな美しさが存分に発揮された。本作で彼が演じたのは、イギリス、ヨークシャーの広大な高台<嵐が丘>の屋敷に引き取られた孤児ヒースクリフ。マーゴット演じる令嬢キャサリンと身分違いの激しい恋に落ちるも、周囲の境遇や時代の渦に飲み込まれていくさまを熱演した。永遠を誓った愛に狂い、衝撃の運命に翻弄される複雑な感情の揺れ動きを繊細に表現したジェイコブ。そんな彼に対し、フェネル監督は「彼なら、ヒースクリフの優しさや深い感情、孤独を、その数え切れない欠点と同時に表現できると確信していました」と彼の才能に太鼓判を押している。ジェイコブは自身の持つ「そこにいるだけで他者の人生を狂わせてしまうような罪深い美しさ」に加え、瞳の奥に宿る激情や残酷さ、そして孤独を見事に体現する高い表現力。俳優としての底知れぬ表現の幅を証明してみせた。

■ 『ラスト・サバイバー』(2026)

 これまで、持ち前の美しいビジュアルと高い表現力を武器にスクリーンを支配してきたジェイコブだが、最新作『ラスト・サバイバー』で彼が演じるのは、これまでのきらびやかなイメージを完全に脱ぎ捨てた泥臭い役どころだ。

 舞台となるのは、人口の90%が死滅し、人間性を失った生存者たちが奪い合う極限の世界。愛犬と亡き妻の記憶だけを拠りどころに生きている男ヒッグは、使い込まれたジャケットに身を包み、愛犬ジャスパーと古いセスナ機だけを相棒に、孤独なサバイバルに身を投じている。スクリーンに映るその武骨な姿は、今まで見たことのない新しいジェイコブの姿。彼が絶望の世界の中で、いつどこから攻めてくるか分からない“狂った生き残りたち”を前に、どのような闘いを見せるのか。ジェイコブと、『エイリアン』で知られるスコットが初タッグを組んだ本作ならではのアクションシーンに注目だ。

 また今作では、ジェイコブが、ただ無骨なだけではない、人間味あふれるキャラクターを繊細に表現している点も大きな見どころ。大切な存在を失った世界の中で、大きな喪失感や葛藤を抱えているヒッグ。そんな過酷な環境下でも、わずかな《希望》を求めて懸命に生き抜こうとする彼の存在が、共同戦線を張る元軍人のバングリーや、物語の中で新たに出会う女性シーマ、シーマの父であり、愛する娘を守り抜くためなら手段を選ばないジャックらにも、大きな影響をもたらしていく――。

 先日公開された特別映像でも、シーマ役のマーガレット・クアリーが「絶望の中でヒッグはシーマに希望を与えた」と語っており、シーマらの人生に一筋の光を与えるヒッグを見事に体現したジェイコブを称賛。

 泥だらけの外見の奥に、美しく繊細な魂が宿したヒッグ。そんな魅力あふれるキャラクターを演じたジェイコブの新たな一面に注目だ。 誰もが振り返る完璧なルックスを泥と血で汚し、絶望の中で「人間らしさ」を胸に生きる無骨な男の姿は、これまでの役柄とは全く違うベクトルで私たちの胸を強く打つはず。

 映画『ラスト・サバイバー』は、8月28日より全国公開。

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