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渡辺謙「今やる価値がある作品」 ハリウッドで復活した『ゴジラ』への思い

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 ギャレス監督の“ゴジラ愛”に、渡辺謙も「今やる価値がある作品」とニヤリ
ギャレス監督の“ゴジラ愛”に、渡辺謙も「今やる価値がある作品」とニヤリ クランクイン!

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 「ゴジラ」生誕60周年のメモリアルイヤーにハリウッドから“本物”の『GODZILLA ゴジラ』がやってきた! 監督を務めたのは映画『モンスターズ 地球外生命体』で話題を呼んだイギリス出身のギャレス・エドワーズ。そして日本が世界に誇る名優・渡辺謙が科学者イシロー・セリザワ役として参戦。そんな二人にゴジラ愛に満ち溢れた本作への想いを大いに語ってもらった。

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 1954年に東宝が製作した特撮怪獣映画『ゴジラ』から60年。この夏、ギャレス監督が日本に届けた『GODZILLA ゴジラ』には「ゴジラ」への想いがいっぱい詰まっていた。渡辺は「この作品はギャレスのゴジラへの愛に尽きますよ」と彼の想いの強さに舌を巻く。さらに「前作の(ローランド・エメリッヒ監督作の)ハリウッド版『GODZILLA』には、ちょっと引っかかる部分があったじゃないですか。でもギャレスに会って、彼が考えているゴジラ像とかフィロソフィーを全部教えていただいた。『これは今やる価値がある作品だな』って予感はありましたよ」とニヤリ。

 そんな渡辺の評価に笑顔をみせるギャレス監督。本作はすでに世界中で公開され、興行的にも成功を収めているが「『GODZILLA ゴジラ』が日本で公開されるにあたってプレッシャーを感じないというと嘘になります。今は代理母のような気分です(笑)」と日本公開がギャレス監督にとって特別であることを明かすと「世界中で唯一どうしてもヒットさせたい国を選べと言われたらやはり日本なんです。日本の方に受け入れていただくことが我々の目標なので、それが叶ってくれれば嬉しいです」と心情を吐露した。

 「日本でヒットさせたい」というギャレス監督の想いは本作に色濃く反映されている。ビジュアル面ではデザイナーにこうブリーフィングしたという。「60年前にゴジラが日本にやってきた。目撃者はいるけど、すぐどこかに行ってしまったので、写真がない。その目撃者が東宝スタジオで『こんな怪獣が現れました』と言った情報を元に関係者がゴジラを作った。そして今回初めて、実際のゴジラが登場して、映像に残したのがこの作品なんだ」。

 意識したのはビジュアル面だけではない。「日本の精神についてのガイダンスは渡辺さんから全部頂戴したんです。脚本の段階から色々なインプットをいただきました」。そんなギャレス監督の熱意は渡辺の心を大きく動かしたようだ。「アフレコの際、渡辺さんは無償で録音スタジオに来てくださって『この日本語の発音は変なのでもう一度やり直そうか』って指摘していただいたり、日本語の細かい部分も全部教えてくれたんです。しかも何度も繰り返し来てくださった。ハリウッドではとても珍しいこと。これは渡辺さんの映画に対する愛情以外の何物でもありません」。

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