クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

渡辺謙「今やる価値がある作品」 ハリウッドで復活した『ゴジラ』への思い

映画

関連 :

渡辺謙

ギャレス・エドワーズ

 ギャレス監督が明かした裏話に「暇だったんですよ」と照れ笑いを浮かべた渡辺だったが「本当に彼は日本のゴジラのことを研究しているんですよ。怪獣の戦いだけじゃなく、必ず人間に感情をフィードバックさせてくる。熱が宿っている演出をするんです」と監督のゴジラに対する熱量の多さに突き動かされた部分は否めないことを認める。

 さらに「これまで28作、ゴジラってずっと日本を破壊し続けているわけですよ。でもみんなゴジラを求めている。なぜかって考えると、瓦礫と荒廃した街が並んでいる中、ゴジラの背中に向けて我々は『もう一度立ち上がっていきます』というある種の約束をさせられるみたいな強い想いだったり希望を感じることができるんです」と「ゴジラ」という作品が背後に持つメッセージを読み解きつつも「でも結局、熱線を吐く前に背中が光った時からゾクゾクするわけですよ。ある種、男の子に戻される感じです」とゴジラの魅力を語った渡辺。

 そんな二人の熱い思いが、作品に深みや哀愁を与え、日本人が愛する「ゴジラ」映画へと昇華されていったのかもしれない。そうなると期待してしまうのが続編。ギャレス監督は「僕は日本の皆さんからゴジラをお預かりした気持ちで映画を作りました。そして本作の公開により皆さんにお返ししたつもりです。でもできれば、また私に戻していただいて、続編を作れたらと思っています。そのためには良い物語を作ることが重要ですけどね」と意欲を見せると、渡辺も「これだけ映画的な映画はないと思うんです。サウンドにしても、スケールにしても、でかいスクリーンで体感してもらいたいです」と力強く作品をアピールしていた。(取材・文・写真:才谷りょう)

 映画『GODZILLA ゴジラ』は7月25日より全国東宝系にて公開。

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連情報

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る