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IKEAのCMが秀逸! ホラー映画『シャイニング』名シーンをパロディ

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映画『シャイニング』の三輪車の場面を巧みに利用したIKEAシンガポールのCM(※IKEAシンガポール公式YouTubeページのスクリーンショット)
映画『シャイニング』の三輪車の場面を巧みに利用したIKEAシンガポールのCM(※IKEAシンガポール公式YouTubeページのスクリーンショット)

 日本でも展開しているスウェーデンの家具販売店IKEAのシンガポール版コマーシャルが、スタンリー・キューブリック監督×ジャック・ニコルソン主演の傑作ホラー『シャイニング』を彷彿とする映像とウィットに富んだ内容で話題になっている。

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 ハロウィン企画として制作されたという約1分半のコマーシャルは、『シャイニング』の中の代表的な場面の1つである三輪車の場面へのオマージュとなっている。オーバールック・ホテルに住み込みの管理人としてやってきた主人公ジャックの一人息子ダニーが、軽快なスピードでホテルの廊下を三輪車で乗り回しているが、ある廊下の角を曲がったところでピタリと止まる。するとダニーの先に、淡いブルーのワンピースを着た双子の女の子が立っているという場面だ。

 コマーシャルでは、男の子が薄くらいIKEAの店内の通路を三輪車で進み、その後ろを映画同様にカメラが追っているという具合だ。店内には所々に明かりがついているが、たまに意味ありげに点滅し、不安感を煽るBGMが「何かが起きそうな」雰囲気を助長している。

 怪しげな気配のする店内を男の子は気にする様子もなく軽快に進んでいくが、やがて角を曲がると目の前にブルーの服を着た2人組の女の子が現れ、男の子の動きは止まる…。すると驚いている男の子に話しかける2人…。

「come pay with us, Danny…」。「一緒に払いにいきましょう、ダニー」。

 映画では「come play with us(一緒に遊びましょう)」と呼びかける女の子たちだが、コマーシャルでは“play”を“pay”に替えるという小売店ならではの台詞だ。そして脅えるダニーが2人をよく見ると、実はダニーの両親だったという流れ。商品の代金を支払って帰ろうとダニーに呼びかけているとうオチになるのだった。

 ブルーのワンピースにハイソックスを履いた女の子の1人がお父さんだったというのもある意味ホラーだが、『シャイニング』の秀逸なパロディとも言える、センスあるコマーシャルに仕上がった。10月20日にアップされたこの映像の再生回数は、350万回を突破している。

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