柳楽優弥&瀬戸康史W主演 杉浦日向子の傑作マンガ『合葬』映画化決定!

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柳楽優弥、瀬戸康史を主演に迎え、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子の傑作漫画『合葬』を映画化することが決定した。脚本を、映画『天然コケッコー』や連続テレビ小説『カーネーション』などを手掛けた渡辺あやが担当する。
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『合葬』は、46歳の若さでこの世を去った漫画家・杉浦日向子の同名漫画が原作。幕末、幕府の解体に反対し最後まで戦った「彰義隊」に参加した3人の若者の数奇な運命を描く。
舞台は、三百年にわたる徳川幕府の支配が終わった慶応4年。極(柳楽優弥)は、悌二郎(岡山天音)の妹との婚約を突然破談。それを聞いた悌二郎は憤慨し、極を追い詰めている最中、家を追い出されたという幼なじみ・柾之助(瀬戸康史)と再会する。柾之助に彰義隊への入隊を勧めるするが、この3人の再開が其々の人生を狂わせてゆく…。
本作について柳楽は「日本の伝統、日本らしさというのは忘れてはいけないんだと作品を通して思いました」と振り返る。演じた役柄についても「粋な人生を生き抜いた“極”という役を演じることができて幸せでした」と熱い思いを口にした。
一方、極、悌二郎の幼なじみ・柾之助役を演じた瀬戸は「あっけらかんとした性格で、僕が思い描いていた“武士”とは全く違っていた。ものすごく純粋で不器用だ」と想像していた“武士”との違いに驚いた様子。だが「現代の若者と同じような悩みを持ち、柾之助はある意味時代に抗った人物なんだという、僕なりの答えが見つかった」とも。役柄への理解を示した。
幕末・幕府の解体に反対し最後まで戦った“彰義隊”に参加した3人の若者の数奇な運命を描き、高い評価を受ける『合葬』。2015年秋全国公開。