『桐島』脚本家&『はじめの一歩』声優、マルチな才能を発揮する喜安浩平の原動力

『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞脚本賞を受賞し、『幕が上がる』『ストレイヤーズ・クロニクル』など、続々と話題作を手がける気鋭の脚本家・喜安浩平。彼は、実は『はじめの一歩』の一歩役をはじめ、『蒼穹のファフナー』や『テニスの王子様』で知られる人気声優でもあるのだ。直撃してみると、彼を支える大きな原動力として“一歩”というキャラクターが浮かび上がった。
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1999年に広島から上京し、劇団「ナイロン100℃」へ入団した喜安。『はじめの一歩』のオーディションに参加したのは、当時のマネージャーに“行ってこい”と言われたからだとか。「“これが仕事になる”なんて想像もしませんでした」と振り返る喜安。
「僕が、最終選考に残った中で一番下手だったそうです。スタッフさんが“この子がうまくなってくことと、一歩が強くなっていく姿をシンクロさせよう”と腹を括ってくれたんだと思います」。スタッフの英断と、喜安の“必死な演技”により、よりひたむきな一歩が誕生。以降、次々と声優オファーが舞い込むが、舞台俳優としては“足踏みをしてしまった”と語る。
「声優のレギュラーが増え、出演できない公演が出てきてしまいました。努力が報われてない気がして、やけくそみたいな気持ちにもなって」。そこで、声優の仕事は“先方からお話をいただいたものだけ”と決めたそう。にも関わらず、長年に渡って演じ続ける“当たり役”をものにしていることについては、「感謝しかない。呼んでいただけるからには、自分にもできることがあるはずだと前向きに取り組めるようになった」とにっこり。
そして演劇に注力するようになったというが、ではどのように映画脚本家への道を見つけたのだろう。「自分から映画の脚本を書きたいとは一言も言ったことがなくて」と喜安。「僕の旗揚げした“ブルドッキングヘッドロック”という劇団の舞台を吉田大八監督が見てくれていて。『桐島~』をやるとなった時に、僕のことを思い出してくれたんだと思います」。
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