人はなぜ “ドンデン返し映画” が好きなのか? 天才マジシャンが心理を解く

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『メン・イン・ブラック』シリーズなどの人気俳優ウィル・スミスが凄腕詐欺師に扮する最新主演作『フォーカス』の日本公開(5月1日)が迫る中、スペシャルサポーターを務める天才マジシャンのKiLaが、作品に隠された人間の心理に迫った。なお本作は、世界最高のスリ師であるアポロ・ロビンスが監修を務め、人間行動学に基づいた“騙し”のテクニックがふんだんに盛り込まれている。
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マジシャン・KiLaは、ディナーショーやイベント、テレビ番組の出演・製作協力など、幅広く活躍し注目を集めるマジシャン。観客から30cm以内の距離で行う「クロースアップマジック」を得意とし、間近で見ても全く見破れない騙しのテクニックは本作の詐欺と通じるものがある。
そもそも人はなぜ、騙されると分かっていながら、映画やマジックを観に行くのか。その理由についてKiLaは、「エンターテインメントは心に潤いを与えてくれるもの。人生で辛いことに直面したときの明日への活力になる。例えば、映画で自分の思惑から大きく違った予想外のラストが起きた時、人は感動を覚え、騙されても楽しかったと思うものだ」と持論を展開。
また、アポロがどんな風に観客を騙すのかとても期待していたと話すKiLaは、映画のさまざまな場面で、彼の超絶テクニックをウィル・スミスを始め、ヒロイン役のマーゴット・ロビーも存分に披露しているという。
さらに「最後のシナリオへの伏線がすごくしっかりと張られている映画だと思いました」とコメント。ラストに待ち受けるという予想を裏切る大ドンデン返しに、「気持ちよく騙された」とKiLaも絶賛する本作に、スカッと騙されてみてはいかがだろう。