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カンヌデビューの深津絵里、異例の大喝采に感無量「夢の中にいるよう」

映画

『岸辺の旅』カンヌ国際映画祭での様子
『岸辺の旅』カンヌ国際映画祭での様子(C)Kazuko Wakayama

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黒沢清

 開催中の第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式招待された『岸辺の旅』が、現地時間17日に公式上映を実施。W主演の深津絵里と浅野忠信、黒沢清監督がレッドカーペットと舞台挨拶に登場した。上映終了後には、異例の場外スタンディングオベーションも巻き起こり、カンヌに初参加した深津は感無量な様子であった。

【関連】『岸辺の旅』カンヌでの様子<フォトギャラリー>

 深津と浅野がレッドカーペッドに登場すると、観客からは大きな声援。そして世界各国から集まった100台以上のカメラのフラッシュがいっせいにたかれ、「クロサワ!フカツ!アサノ!」のコールが。上映終了後には、場内でのスタンディングオベーションのみならず、会場外でも5分以上の熱いスタンディングオベーションが続くという異例の大喝采が巻き起こった。

 深津は、「レッドカーペッドは、とても緊張しました」と振り返りつつ、「たくさんの方にとてもあたたかい拍手を頂き、撮影中も夢の中のようでしたが、まさに今日も夢の続きにいるかのような気持ちになりました」と万感の思いを口にする。

  浅野も「上映後にあんなに多くの拍手を頂けて、すごく嬉しかったです。多くの方に作品を気に入って頂けて、映画の愛が伝わったと感じました」と喜びを語った。

 『岸辺の旅』は、2010年発表の同名小説を原作に黒沢監督がメガホンを取ったラブストーリー。3年間“失踪”していた夫・優介(浅野)が、突然帰宅した。そして誘われるまま一緒に旅に出る妻・瑞希(深津)。それは夫が失踪していた間、世話になった人々を訪ねていく旅だった。優介は、なぜ突然帰ってきたのか。そして、瑞希に伝えたいこととは…。

 『岸辺の旅』は10月1日より全国ロードショー。

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