巨大ハリケーンから救出された犬、子ねこのベビーシッターとして活躍中

10年前に日本でも大きく報じられたアメリカ合衆国南東部を襲った「ハリケーン・カトリーナ」。あの惨事の中から救出された心優しいゴールデンレトリバーとのミックス犬が今、子ねこのベビーシッターとして活躍している。
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犬の名はブーツ。当時大きな被害を受けたルイジアナ州ニューオリンズで救助され、治療のためアリゾナ州へ移り、その後、救助に参加した動物の福祉活動をする「アリゾナ・ヒューマン・ソサイエティ(以下:AHS)」に引き取られた。
AHSでのブーツは、そこで保護された子ねこたちの面倒をとてもよく見るように。そこで職員たちは、里親のもとへ渡すには幼すぎる赤ちゃんねこをブーツにあてがうようにした。
ブーツの近くで子ねこの面倒を見ることは、多くの里親がすでに犬やほかのペットを飼っていることに着目し、生後間もないうちに犬の存在に慣れ、違う環境でのストレスを軽減させる狙いがあるという。AHSのサイトでは「猫がほかのペットに慣れることで、さらに多くの里親が受け入れてくれることを望んでいます」とコメント。ブーツは現在、AHS認定のベビーシッターとして多くの子ねこの世話をし続けている。