尾野真千子の“完全ノーメイク”披露に「計算外にきれい」 演出家も惚れぼれ

女優・尾野真千子が12日、連続ドラマ『フジコ』の完成披露試写会に登壇。「面会室のシーンは全くのノーメイクで貫いた。よくノーメイクってファンデーション塗ったりって、あるじゃないですか。“風”みたいなの。そうではなくて本当のノーメイク」と撮影裏を明かす。“完全ノーメイク”に驚きの声が挙がる客席に向けて「本当は作品的には老けなければならなかったが、良くも悪くも若く見えてしまった」とニヤリと笑った。
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この日は 尾野のほか原作者・真梨幸子、演出・村上正典も登壇。司会者から村上に「尾野さんの魅力は?」と問われ、「完璧ですよね。ノーメイクのシーンは計算外にきれいなんですよ」とコメント。尾野がニヤニヤと照れ笑いを浮かべると、「持ち上げすぎました。すいません」と頭を下げ、客席の笑いを誘う。
50万部超えを記録する真梨の大ベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』を原作とした連続ドラマ『フジコ』。一家惨殺事件の生き残りである主人公・フジコ(尾野)は幸せを追い求めていくうち、なぜか殺人鬼になってしまう。後味の悪いラストは観る者を戦慄へと突き落とす。
村上は「フジコは、完全な美を手に入れるというのがあって、その後に尾野さんが満を持して登場するんですけど、そういう意味ではものすごい説得力がありました」と振り返る。「最終話のラストシーンは“なんだコレ”という台詞があるんですけど、フジコを追体験している感覚があって泣いちゃったんです。尾野さんはオールアップして、しばらく私は“真千子ロス”っていうんですかね。寂しい思いをしました」とうつむく。それを聞いた尾野は「なんかちょっとね。くすぐったいですね」と笑みを浮かべた。
連続ドラマ『フジコ』(全6話)は、HuluおよびJ:COMにて11月13日から一挙独占配信。