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浅野忠信「最高です!」主演映画『淵に立つ』、カンヌ「ある視点」審査員賞受賞

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第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門を受賞した映画『淵に立つ』
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門を受賞した映画『淵に立つ』(C)2016映画「淵に立つ」製作委員会/COMME DES CINEMAS

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 現地時間21日、フランス・カンヌで行われた第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門受賞式にて、映画『淵に立つ』が審査員賞を受賞。カンヌ初参加の深田晃司監督と主演の浅野忠信から喜びのコメントが届いた。

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 『淵に立つ』は、下町で金属加工業を営む夫婦(古舘寛治、筒井真理子)と突然現れる一人の男(浅野忠信)の奇妙な共同生活が始まり、一見平和だった家族に“異物”が混入することで夫婦それぞれが抱える秘密があぶり出されていく人間ドラマ。

 世界の映画祭で数々の受賞歴を誇る『歓待』、二階堂ふみ主演『ほとりの朔子』、平田オリザの戯曲映画化『さようなら』で知られる深田監督による最新作で、「ある視点」合計18本の選出作品のなかから選ばれた。

 公式上映会では、2時間の上映が終了後、観客から5分にも渡るスタンディングオベーションが贈られたという。会場にいた深田監督は「わたしの映画は本当に多くの人に支えられてきました。まずは、この映画のキャスト、スタッフにお礼を言いたいと思います」と感謝の言葉を述べたのち、「日本はこれだけフランス映画が好きで、フランス人もこれだけ日本映画を愛してくれているのに、残念ながら両者の間には一緒に映画を作るための制度がありません。新しい才能がより外へ出て行くための制度、自由に映画を作るための制度が日本には不足しています」「今後の目標は、いま準備中の映画があるので、それに全力で向かいたいです」と続けた。

 主演の浅野忠信は、昨年の同映画祭「ある視点」部門で日本人初の監督賞を受賞した『岸辺の旅』(黒沢清監督)以来2年連続で同部門に選出。受賞の知らせを受け「我々は妥協なくこの映画に挑みました、そしてこんなに素晴らしいところにたどり着けました!皆様のおかげです!! ありがとうございます!最高です」と沸き立つ喜びを語った。

 映画『淵に立つ』は、今秋、有楽町スバル座ほか、イオンシネマをはじめ全国ロードショー。

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