レディー・ガガ、銃乱射は「人道への攻撃」 オーランド犠牲者追悼集会でスピーチ

現地時間12日に米フロリダ州オーランドのゲイクラブで発生した銃乱射事件の追悼集会がロサンゼルスで開催され、歌手のレディー・ガガがステージに立ち犠牲者達に哀悼の意を捧げた。レディー・ガガは声を詰まらせ、涙を堪えながら犠牲者の名前を読み上げる場面もあったという。
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黒いキャップを被り、黒のTシャツにジーンズという出で立ちで集会に出席したレディー・ガガ。海外メディアE!Onlineによると、読み上げた追悼文の中で「私はこの攻撃に対する激しい怒りや憤りに身を任せるつもりはありません。今必要なのは、愛する人の死を心から悼んでいる人々を尊重することです」と涙を堪えながら聴衆に伝えたそうだ。
「亡くなったLGBTコミュニティーのメンバー達に知ってもらいたい。私を含めた多くの人があなた達の同胞です」「これほどまでの嫌悪は差別が原因の犯罪全てがそうであるように、人道に対する攻撃です…。オーランドの皆さん、私達はあなたたちと共にこの時を決して忘れません」と誓ったという。レディー・ガガは自身のツイッターやインスタグラムでも、団結して悲しみを乗り越えることを呼びかけている。
死者49人を出した銃乱射事件は各界に衝撃を与えたが、同性愛者をカミングアウトし、レディー・ガガと海外ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル』で共演した俳優マット・ボマーは、「オーランドで起きたこの凄惨な悲劇に影響を受けた全ての方のことを思っています。言葉が見つかりません。愛と祈りを送ります」とツイートした。