ヒュー・グラント、名女優メリル・ストリープとの共演に怯え“1年間”の猛特訓

関連 :
オスカー女優メリル・ストリープとヒュー・グラントの初共演に注目が集まる『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』が、12月1日より公開される。この豪華共演について、ヒューは、「あのメリル・ストリープとの共演は震えあがるくらい恐ろしかったんだ!」と撮影当時の心境を吐露している。
【関連】『マダム・フローレンス!夢見るふたり』来日会見フォトギャラリー
本作は、米ニューヨーク・カーネギーホールのアーカイブ1番人気を誇る伝説の歌姫の実話を描いた作品。ハリウッドを代表する名女優メリルは、音痴で“伝説”の歌姫フローレンスを演じ、その夫役シンクレアに『ノッティングヒルの恋人』や『ブリジットジョーンズの日記』シリーズなどのラブコメに多数出演してきたヒューが抜擢された。
これまでアカデミー賞に19回ノミネート、3回受賞したメリルの相手役というオファーに、ヒューは「こんないい作品のオファーを断るすべはなかった」と快諾するも、「あのメリル・ストリープとの共演は震え上がるくらい恐ろしかったんだ!脚本の読み合わせのときに、彼女の前でどう演じればいいのかを考えていた僕や(共演の)サイモン・ヘルバーグは、とても緊張をはらんでいた」と当時の心境を吐露した。
また、ヒューは撮影を振り返り、「彼女を見ていると、鳥肌が立つくらい感動するよ。レオナルド・ダ・ヴィンチが絵を描くところを見るような感じかな。できないことなんか何一つない。彼女は、お高く止まらず、集中力も半端ないんだ。あの信じられないほどの集中力と決意がなければ、彼女みたいに成功して、いい女優になんてなれないよ」賞賛している。
実は、ヒューが怯えていたのはメリルに対してだけでなく、「監督のスティーヴン・フリアーズにもちょっとおびえていたね」とも告白。「彼は賞レースに出るような品のある作品を作るから、僕のバックグラウンドとは全く違う。かなり真面目な演技も要求されたし、すべてが怖い経験だったよ。メリルが準備できるまでかなり待ったから、1年分くらいの練習をした。こんなに練習した映画はなかったね」と、さすがのヒューも猛特訓せずにはいられなかったことを明かした。
これまでにないほどの実力派キャストとスタッフを目の前に、新境地を開花させたヒュー。一足先に映画を観た観客からは「メリルの演技も最高だけど、今回のヒュー・グラントはとってもいい!」「メリル・ストリープ相手にヒューが堂々たる演技をしていた!」など、賞賛の声が集まっている。
『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』は、12月1日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。