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​宮沢りえ、『紙の月』吉田大八監督タッグ再び! 舞台『クヒオ大佐の妻』主演決定

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舞台『クヒオ大佐の妻』ビジュアル
舞台『クヒオ大佐の妻』ビジュアル(c)2017『クヒオ大佐の妻』/ヴィレッヂ

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 映画『紙の月』で第38回日本アカデミー賞、優秀監督賞を受賞した映画監督・吉田大八が2013年の『ぬるい毒』に続き、二度目の舞台作品『クヒオ大佐の妻』に取り組むことが発表された。主演を『紙の月』に出演した女優の宮沢りえが務め、再びタッグを組む。

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 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で長編映画デビューを果たし、『桐島、部活やめるってよ』では第36回日本アカデミー賞、最優秀監督賞、最優秀作品賞など各賞を受賞している吉田監督。本舞台では、自らオリジナル脚本の書き下ろしにも初挑戦する。

 今回、舞台の題材となるのは、実在する結婚詐欺師クヒオ大佐。2009年に吉田自身が監督を務めた『クヒオ大佐』でも主人公として描かれていた人物だ。1970年から90年代にかけて「自分はアメリカ空軍パイロットで、カメハメハ大王の末裔でエリザベス女王の親類だ」などと偽り、何人もの交際女性から多額の金を騙し取っていたこの男は、れっきとした日本人で、彼は今も日本のとある町でひっそりと暮らしているといわれている。

 吉田はその存在に魅かれ彼の軌跡を追ううちに、実は妻がいるらしいという事実を知り、彼女のこともいつか映画にしたいと考えていたという。そのころ『紙の月』で宮沢も第27回東京国際映画祭にて最優秀女優賞を始め多数の映画賞を獲得。本作がきっかけで吉田と宮沢は意気投合し、撮影終了後も交流を続けていた中、ある時“クヒオ大佐”の話題で盛り上がったことが、企画の始動のきっかけとなった。

 宮沢は、吉田監督の『クヒオ大佐』を見たときから、クヒオ大佐自体に魅力を感じていたといい「彼が実在し、しかも奥さんがいるらしいと監督から話を聞いた時に、ものすごく自分の中でいい意味で妄想が膨らみました」とストーリー自体に大きな興味を持ったことを明かす。

 そして「そんな詐欺師を彼女はどんな風に待っていたのかなとか、どんなことを考えながら生きていたのかなとか。彼女も彼女できっと相当な女性なんじゃないのかなと、同じ女性としてすごく興味が湧きました」と語っている。

 舞台『クヒオ大佐の妻』は5月19日より6月11日まで東京芸術劇場シアターウエストにて上演。

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