フジテレビ編成局次長、“月9ブランドの向上”と“若年層離れ”に言及

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フジテレビの4月期の番組改編説明会が6日、都内にて行われ、編成局次長の宮道治朗が出席。宮道は同社の看板でありながら最近では視聴率の低下がみられる月9について「かなり素晴らしい作品になると思います」と自信をのぞかせた一方で、同枠において「若年層の視聴者の皆さんが、どうしてもテレビ以外のメディアに分散してしまう状況がある」ともコメントした。
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この春フジテレビが月9枠で放送するのは、麻耶雄嵩の小説『貴族探偵』『貴族探偵対女探偵』を、相葉雅紀(嵐)主演で実写化する『貴族探偵』。武井咲や中山美穂、井川遥、仲間由紀恵が共演者として名を連ねる本作では、貴族ゆえに推理を使用人任せにして事件を解決してしまう謎の男の姿が描かれる。
宮道は30周年を迎える月9への意気込みを問われると「30周年ということはもちろんなんですけど、改めてフジテレビの月9ブランドの向上といいますか、そういったところに並々ならぬ思いと気合を込めて、プロデューサー以下、現場の人間が取り組んでいます」とコメント。続けて「かなり素晴らしい作品になると思います」と笑顔で語り、自信をのぞかせた。
ここ1年で月9の視聴率の低迷が見られていることについては、「若年層の視聴者の皆さんが、どうしてもテレビ以外のメディアに分散してしまう状況があって、月曜9時は特にそれが分かりやすい枠になりますね。比較的、恋愛を中心としたトライをしてきましたので、どうしても若年層が散ってしまう現実があると思います」と分析。また「月9らしいキラキラした、若年層の視聴者に深く刺さるキャスティングになっていると思います。辛抱してぶれないようにやっていかないと、月9ブランド自体の再生も難しいと思いますし、なんとか踏ん張って頑張っていきたい」と語っていた。