フェリシティ・ジョーンズ、『怪物はささやく』キュートな初ベリーショート姿を披露

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『博士と彼女のセオリー』でオスカーにノミネートされ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の主人公として世界中にその名を轟かせたフェリシティ・ジョーンズ。フェリシティが、自身初となるベリーショートを姿を披露した映画『怪物はささやく』の場面写真が公開された。
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本作は、スペインのアカデミー賞として名高いゴヤ賞にて、本年度最多9部門を受賞。原作は、カーネギー賞作家2人による異色の“コラボ”作である同名小説「怪物はささやく」。47歳の絶頂期にこの世を去ったイギリスの作家シヴォーン・ダウドの未完の遺作を、パトリック・ネスが引き継ぎ完成させたもので、英国史上初のカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のW受賞をいう快挙を果たした。日本でも2012年度の青少年読書感想文全国コンクール課題図書に指定されるなど、世界中でベストセラーとなっている。
主人公は12歳の少年コナー。難病の母親と二人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜コナーのもとに怪物がやって来て「今から、私はお前に3つの“真実の物語”を話す。4つ目の物語は、お前が話せ。」と告げる。しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかしコナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がるのだが…。
主人公コナーの母親役に抜擢されたフェリシティは、本作で自身初となるベリーショート姿を初披露。フェリシティの出演作『今日、キミに会えたら』での演技を観て、この役の適任は彼女しかいないと考えた監督のJ.A.バヨナは、すでに他作品の撮影スケジュールのため髪を切れない彼女のために、特注のウィッグを用意したという。
自身の役についてフェリシティは「彼女は若干、風変りなところもあるけれど、自分がコナーの母親であることを心から喜んでいるの。彼女はシングルマザーだけれど、それによってたった一人の息子と、特別な関係を築くことができたのよ」とコメント。また今回の役作りのために、元がん患者の女性から闘病生活についての話を聞き、さらには彼女の主治医と専門医からもがん治療のプロセスについて学んだことも明かしている。
映画『怪物はささやく』は6月9日よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国公開。