アンジェリーナ・ジョリー、ケニアの難民少女たちを訪問

2001年に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使に任命され、2012年からはUNHCR特使として、戦争難民の保護・支援活動を積極的に行っているオスカー女優アンジェリーナ・ジョリーが、ケニアで避難生活を強いられている20人前後の幼い少女たちと交流を深めたという。
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今年3月にUNHCR特使の契約更新を行ったアンジェリーナ。E!Newsによると、「世界難民の日」の20日(現地時間)にケニアの首都・ナイロビを訪れ、「Heshima Kenya Safe House」で暮らす少女たちに会ったという。アンジェリーナが人道的活動でケニアを訪れたのはこれで3度目とのことだ。
コンゴや南スーダン、ルワンダなど内戦が続く国から避難してきた少女たちの多くは、性的虐待や女性に対する暴力を受けた被害者だという。
アンジェリーナは「この世界難民の日に私がお願いすることはただ一つ。彼女たちのような少女が味わった痛みや苦しみを考えてみてください」とスピーチ。「少女たちは非情な暴力や迫害から逃れる必要があっただけでなく、すべてを失い、家族の死を目の当たりにしたのです。そのうえ、度重なる虐待や耐えがたきこと、困難に直面せねばなりませんでした」と少女たちの現実を訴えたという。
アンジェリーナは2012年にイニシアティブ「Preventing Sexual Violence Initiative (PSVI)」を開始。戦地での性的暴力をなくすことを目的に活動を続けている。