アニー賞、『リメンバー・ミー』が11冠 『この世界の片隅に』ら日本勢は受賞逃す

“アニメのアカデミー賞”と称される、第45回アニー賞の授賞式が現地時間3日、ロサンゼルスのUCLAロイス・ホールで開催され、ディズニー/ピクサーの『リメンバー・ミー』が、作品賞や監督賞を含む最多11冠に輝いた。
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日本では3月16日公開予定の『リメンバー・ミー』は、リー・アンクリッチが監督、エイドリアン・モリーナが共同監督を務める。メキシコの祭日「死者の日」を題材に、音楽を禁止された天才ギター少年ミゲルが、陽気でカラフルな死者の国で出会ったガイコツのヘクターと繰り広げる冒険を描く。最高賞となる長編部門の他、全11部門で受賞を果たす快挙となった。
インデペンデント長編作品賞にノミネートされていた日本の片渕須直監督の『この世界の片隅に』と、神山健治監督の『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は、惜しくも受賞を逃した。同部門では、ノラ・トゥーミー監督、女優アンジェリーナ・ジョリーが製作に名を連ねる『The Breadwinner(原題)』が受賞している。
米林宏昌監督の『メアリと魔女の花』が美術賞と脚本賞にノミネートされていたが、両部門とも『リメンバー・ミー』が受賞となった。
第45回アニー賞の主な受賞結果は下記の通り(一部抜粋)。
■長編作品賞
『リメンバー・ミー』
■インデペンデント長編作品賞
『The Breadwinner(原題)』
■監督賞
『リメンバー・ミー』リー・アンクリッチ監督、エイドリアン・モリーナ共同監督
■キャラクター・デザイン賞
『リメンバー・ミー』
■絵コンテ賞
『リメンバー・ミー』
■声優賞
『リメンバー・ミー』
■脚本賞
『リメンバー・ミー』
■キャラクターアニメーション賞
『リメンバー・ミー』
■美術賞
『リメンバー・ミー』
■編集賞
『リメンバー・ミー』