『パンク侍~』、永瀬正敏が出演&主題歌はセックス・ピストルズ

俳優の綾野剛が主演を務める映画『パンク侍、斬られて候』に、永瀬正敏の出演が決定し、物語の鍵を握るキャラクター、猿将軍を演じることが明らかになった。また、本作の主題歌としてイギリスの伝説的バンド、セックス・ピストルズの代表曲『アナーキー・イン・ザ・U.K.』が使用されることも発表された。
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本作は、町田康の同名小説を基に、宮藤官九郎の脚本、石井岳龍によるメガホンで映画化。江戸時代を舞台に、“超人的剣客”で“テキトーなプータロー侍”の掛十之進(綾野)の姿を描く。
今回、出演が発表された永瀬は、国内外問わず100本近い出演作を持つ、日本を代表する名優の一人。近年では河瀬直美監督の『あん』『光』、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』とカンヌ国際映画祭で出演作が3年連続ノミネートされるなど実力は折り紙つき。そんな永瀬が本作では特殊メイクを施し、“将軍の格好をした猿”大臼延珍(デウス ノブウズ)を演じる。
本作について永瀬は「僕は石井監督の作品4回目なんですけど、呼んでいただける度にとても嬉しいです。今回は町田康さんの原作ですし、世の中驚いちゃうんじゃないですかね。カテゴライズできない映画。ニューシネマができるんだと思います」と自信たっぷりにコメントしている。
また、主題歌に決定したセックス・ピストルズだが、日本映画の主題歌に彼らの楽曲が公式に使用されるのは今作が初めて。個性派俳優たちの演技とセックス・ピストルズの楽曲がどんな化学反応を見せてくれるのか注目だ。
映画『パンク侍、斬られて候』は6月30日より全国公開。