綾野剛、ギックリ腰になった豊川悦司を60分マッサージしてメロメロに

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俳優の綾野剛が11日都内で、主演映画『パンク侍、斬られて候』の完成披露舞台挨拶に登場。共演者の豊川悦司に「撮影2日目にギックリ腰になりまして、それで綾野君が60分くらいセットの中でずっとマッサージしてくれました」と明かされ、会場の女性ファンから黄色い悲鳴を浴びた。
【写真】映画『パンク侍、斬られて候』完成披露舞台挨拶イベントの様子
同作は、芥川賞作家・町田康の同名小説を原作とする新感覚エンタメ時代劇。江戸時代、自身を“超人的剣客”と称する浪人・掛十之進(綾野)を中心に曲者たちが集結し、“ハッタリ合戦”を繰り広げる。
今回の舞台挨拶には綾野、豊川のほかに北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、國村隼、若葉竜也、近藤公園、脚本を手がけた宮藤官九郎、石井岳龍監督が出席した。
“超テキトー”な主人公・掛に扮した綾野は本作を「脳内破壊映画」と評し、「一人一人のパンク精神をそのまま持ち込んだのがこの作品の持ち味。口で説明すればするほどスゴく滑稽になる。宣伝不可能」と笑った。
ミステリアスな美女・ろんを演じる北川は、パンクな衣装で颯爽と登場。自身の役どころに関して「パンクで、ロックで、カッコいい男性陣の中で唯一女性。マドンナ的な存在かと思いきや、私も非常に暴れております」とニコリ。
撮影を振り返って「猿がスゴいかわいかった。猿を抱きしめるシーンがあるんですけど『猿ってこんなにかわいいんだ』と思ってビックリしました。猿のブロックは、完成した映画を見ても癒やされました。女性には猿が響くと思います」と顔をほころばせた。
そう語る北川について綾野は「紅一点ではあったけれど、我々と対等な関係で、作品を1ミリでも良くすることを非常に考えられていることがスゴく伝わってきた。ろんという役は、北川さん以外ありえない」と称賛した。
また、内藤帯刀役の豊川は「撮影2日目にギックリ腰になりまして、それで綾野君が60分くらいセットの中でずっとマッサージしてくれました。そういうスキンシップを経た後、今までの撮影とちょっとキャラクターを変えさせていただきました。内藤は、掛が大好きだという風にしました」などと綾野にメロメロになったことを告白。綾野は、黄色い悲鳴を浴びながら、照れ笑いを浮かべていた。
映画『パンク侍、斬られて候』は、6月30日全国ロードショー。