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豊川悦司、粘着質な上司を“男色”風に演じる『パンク侍、斬られて候』

映画

『パンク侍、斬られて候』内藤帯刀役の豊川悦司
『パンク侍、斬られて候』内藤帯刀役の豊川悦司(C)エイベックス通信放送

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 ドラマ『半分、青い。』(NHK総合/月曜~金曜8時ほか)では、長髪&サングラスの売れっ子漫画家・秋風羽織役で話題を集め、公開中の映画『のみとり侍』では、素っ裸で熱演――最近の豊川悦司は、非常にアツい。そんな彼は現在、映画『パンク侍、斬られて候』に切れ者の家老役で出演中。クセの強いキャラを立て続けに演じ、長いキャリアの中で、何度目かの黄金期を迎えている豊川が今作を語った。

【写真】紫の手ぬぐいが似合う!? 豊川悦司『パンク侍』メイキングカット&場面写真集

 映画『パンク侍、斬られて候』は、芥川賞作家・町田康が2004年に発表した同名時代小説を、宮藤官九郎が脚色し、石井岳龍監督のメガホンで映像化した、まさに“パンク”なエンターテイメント大作。豊川は本作の中で、物語の舞台となる黒和藩の実権を握る家老・内藤帯刀を演じている。帯刀は、上級武士としての魅惑的な気品を保ちながら、藩内の権力闘争を勝ち抜いてきた“食えない狸オヤジ”的な雰囲気を持つキャラクターだ。

 豊川は自身の役について「内藤さんという人は、いろんな顔をそのシーンごとに合わせて変えてゆく人で、『あなたの会社にもこういう上司がいるかもしれませんよ』と言えるような、リアリティを持った人」と分析。さらに「中間管理職よりももう少し上の、“もう、本当に嫌だなーあの常務”という“常務感”のような雰囲気が出せればいいなと考えながら演じていました」と演技プランを語った。

 豊川が語る“本当に嫌だなーあの常務という常務感”は言い得て妙で、劇中では綾野剛演じる主人公・掛に対して、高圧的な態度でいびったかと思えば、一転、フェミニンなムードで懐柔したりと、その独特すぎるアメとムチで見る者に一種異様な印象すら与えてくれる。

 そんな個性的なキャラクターを演じる上で、豊川は石井監督から「とにかく近づいて芝居をしてください」と演出されたそうで、「普通は時代劇だと刀のツバとツバが触れる距離には入らないので、『こんなに近くていいのかな?』と思いましたが、本当に顔が触れるくらいに近づいて演技しました」と撮影を振り返る。

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