トム・ヨークの不穏な音楽が流れる『サスペリア』予告&場面写真解禁

関連 :
女優のダコタ・ジョンソンを主演に迎え、映画『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が傑作イタリアン・ホラー映画を再構築した映画『サスペリア』のティザー予告が解禁。音楽を手掛けたレディオヘッドのトム・ヨークによる不穏なメロディーが流れる中、美しくも恐ろしい、予想のつかない物語の展開を予見させるものとなっている。
【写真】『サスペリア』フォトギャラリー
本作は70年代のドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー「マルコス」に巣食う禁断の秘密を描いた1977年公開の同名作品を、グァダニーノ監督がオリジナルとは異なる視点で大胆に再構築した作品。本年度のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で上映された際には、その内容に賛否両論が巻き起こった。ダコタのほかに、ティルダ・スウィントンやクロエ・モレッツらが出演する。
予告編は、雨の中、ひとりの女性が名門バレエ団を訪れるシーンからスタート。一心不乱に踊る主人公のスージー・バニヨン(ダコタ)の姿が映された後、「そこには悪魔が巣くってる」というセリフが続く。そしてカリスマ振り付け師マダム・ブラン(ティルダ)やバレエ団の長老たち、ほぼ全裸に赤いロープだけの衣装を身に付けて不気味に踊るダンサーたち、壁をのぼる女性、振り上げられる凶器といった恐怖体験を予見させる映像が次々と展開。1977年公開のオリジナル版『サスペリア』で、当時日本中を席巻したキャッチコピー「決してひとりでは見ないで下さい」という忠告で、映像は幕を閉じる。
併せて解禁された場面写真は、力強く正面を見据えるスージーの姿をはじめ、ティルダ演じるマダム・ブラン、赤いロープを身に付けたダンサーたち、女性と手を握り合うスージーの姿が収められている。
映画『サスペリア』は2019年1月公開。