海外映画祭で喝采『ウィーアーリトルゾンビーズ』予告編解禁

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長久允監督が手掛けた初長編映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES(ウィーアーリトルゾンビーズ)』より、予告映像が解禁された。本年度のサンダンス映画祭審査員特別賞オリジナリティ賞を受賞し、喝采を浴びる長久監督の姿も捉えらており、本作の注目度の高さを感じさせる予告となっている。
【写真】映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES(ウィーアーリトルゾンビーズ)』場面写真&ポスタービジュアル
本作は『そうして私たちはプールに金魚を、』で2017年の同映画祭(ショートフィルム部門)で日本映画初のグランプリを獲得した長久監督の長編デビュー作。「音楽を通じて成長する子どもたち」といった普遍的な物語を、冒険RPGゲームを想起させるギミック満載の映像表現や天性のリズム感で描く。
キャストには、映画『そして父になる』にて福山雅治の息子役を演じた二宮慶多、テレビCMや『クソ野郎と美しき世界』に出演の中島セナのほか、ドラマ『嘘の戦争』に出演したぽっちゃり俳優の水野哲志、天才似顔絵師として話題の奥村門土という4人の子役をキャスティング。ほかに、佐々木蔵之介、工藤夕貴、菊地凛子、池松壮亮、初音映莉子、村上淳、西田尚美、佐野史郎、永瀬正敏らが出演する。
解禁となった予告編映像は、「先週、僕の両親がバス事故で死にました」という主人公ヒカリを演じる二宮の衝撃的な言葉から幕を開ける。ヒカリは同じく両親を亡くしたイシ(水野)、タケムラ(奥村)、イクコ(中島)と偶然出会い、バンド「リトルゾンビーズ」を結成する様子が綴られていく。衝撃的な背景を持つバンドに取り巻きの大人たちが熱狂していく様や、その様子にどこか冷めた視線を向ける4人の子供たちの姿が、ポップで疾走感ある映像で描かれる。映像は「生きてるくせに、死んでんじゃねえよ」と胸を打つ言葉で締めくくられ、明るい色彩の中にも本作のメッセージ性を予感させる映像となっている。
映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES(ウィーアーリトルゾンビーズ)』は6月14日より全国公開。