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小栗旬、スキャンダラスな太宰治を演じ「嫌いにならないでください」

映画

『人間失格 太宰治と3人の女たち』ジャパンプレミアにて
『人間失格 太宰治と3人の女たち』ジャパンプレミアにて クランクイン!

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 俳優の小栗旬が25日、都内で行われた映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』ジャパンプレミアに登場。身重の妻と2人の子どもがいながら恋の噂が絶えない作家・太宰治を演じた小栗は「嫌いにならないでください」とメッセージを贈り、会場を盛り上げた。

【写真】金髪で登場の小栗旬!『人間失格 太宰治と3人の女たち』ジャパンプレミアの様子

 蜷川実花監督が、構想に7年を費やしたという本作。小説『人間失格』の誕生秘話を作家・太宰治と彼を愛した3人の女性の目線から描く、事実をもとにしたフィクションとなっている。

 イベントには小栗のほか、共演の沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田凌、蜷川監督が出席した。

 蜷川監督が「これは絶対に小栗くんしかいない」と、太宰役には小栗以外考えられなかったことを明かすと小栗は「うれしかったです」と笑顔。話を受けたときには「大変そう」と感じたというが、「『やらなかったら役者としてどうなんだろう』と思ったので、やってよかったです」と当時の心境を振り返った。

 撮影については「楽しい半分、しんどい半分でした」と打ち明け、「裏切っていくので、結構。積み重なっていくと精神的にはしんどくなってきましたね。2人の子どもがとてもかわいくて、その子たちを前にして出ていく時に、心が痛くなる」と、役柄に入り込むあまり辛くなることもあったと告白した。

 太宰の愛人・静子を演じた沢尻は、役柄について「自分の感情というか欲望に貪欲な女性」と解説。蜷川監督作品への出演については「どんなに重い役がくるのかと思ってたんですけど、終始楽しく終われたので、これで良いのかというくらい」と語り、「恋をしてハッピーでルンルンみたいな。辛いというより、とにかく恋してるっていう」と笑顔をみせた。

 同作のストーリーにちなみ「死ぬほどの恋をするならどのキャラクターとしてみたいか」という質問に小栗は「難しいんですけど、(二階堂演じる)富栄さんはちょっときついんだよなあ。(宮沢演じる太宰の正妻の)美知子さんですかね」と回答。

 同じ質問に沢尻は「千葉(雄大)くんが演じた弟なんですけど、かわいいんですけど芯のある子です。ああいう子好きです」と答え、蜷川監督は「たしかに! よく見つけたね」と感嘆した。

 最後に小栗は「自信を持って面白いと思って見てもらえる作品です。嫌いにならないでください。よろしくお願いします」と冗談交じりにメッセージを贈り、会場を盛り上げた。

 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』は9月13日より全国ロードショー。

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