モトーラ世理奈×西島秀俊×諏訪敦彦監督『風の電話』、夕日煌めくビジュアル解禁
モデルで女優のモトーラ世理奈が主演を務め、俳優の西島秀俊と共演する映画『風の電話』の公開日が2020年1月24日に決定。併せてティザービジュアルが解禁された。
【写真】『風の電話』追加キャスト&場面写真
2011年に岩手県大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格氏が自宅の庭に設置した「風の電話」。死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから誕生したその電話は、“天国に繋がる電話”として人々に広まり、東日本大震災以降、3万人を超える人々がこの場所を訪れている。
本作は、新聞やテレビをはじめ数多くの媒体で取り上げられてきたこの「風の電話」のエピソードをモチーフにした初めての映像作品。一人の少女が広島から故郷の岩手に帰り、「風の電話」にたどり着くまでの道程を通し、傷ついた心の救済や、人々が忘れかけている大切なものをテーマに描く。
監督は、独特の映画演出と完成度の高さでフランスをはじめ欧州で圧倒的評価を受けている諏訪。日本映画としては18年ぶりにメガホンを取る。主人公のハルをモトーラが演じ、ハルと行動を共にする森尾役には、諏訪監督のデビュー作『2/デュオ』(1997)以来タッグを組む西島が扮する。
ほかに、旅の途中でハルと出会い彼女に影響を与える重要な人物に『M/OTHER』(1999)以来の諏訪作品への参加となる三浦友和、そして、福島の場面では同県出身の西田敏行が熱演を披露する。
解禁となったティザービジュアルは、煌びやかな夕日に包まれた真っ白な電話ボックスに、モトーラ扮するハルがゆっくりと向かう姿を写し出したもの。「もう一度、話したい」というコピーが添えられ、この「風の電話」を訪れた人の気持ちを代弁しているかのように、優しく語りかけ、静かな感動を期待させるビジュアルとなった。
また、追加キャストとして、女優の渡辺と山本の出演も併せて発表された。
映画『風の電話』は2020年1月24日より全国公開。