『映像研には手を出すな!』乃木坂46で実写映画化 主演は齋藤飛鳥

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「ブロスコミックアワード2017」大賞を受賞した大童澄瞳による人気コミック『映像研には手を出すな!』が実写映画化され、乃木坂46の齋藤飛鳥が主演を務めるほか、山下美月、梅澤美波も出演することが分かった。2020年初夏に劇場公開される。
【写真】『映像研には手を出すな!』原作書影
「月刊!スピリッツ」にて連載中の『映像研には手を出すな!』(小学館)は、虚実入り乱れた個性的な世界観のもと、“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の超個性的な女子高校生の青春冒険譚を描く。2020年1月には、映画『夜は短し歩けよ乙女』やテレビアニメ『ピンポン』などを手掛けた湯浅政明監督によるTVアニメ版がNHK総合で放送されることも決定している。
実写映画版でメガホンをとるのは、本作で映画『あさひなぐ』(2017)に続き乃木坂46と2度目のタッグを組む英勉監督。アニメーションをほとんど使わず、主人公たちの妄想と現実が入り乱れた“最強の世界”を作り上げる。制作プロダクションは『あさひなぐ』と同じくROBOT。
齋藤は、「アニメは設定が命!」が信条で、ことあるごとに妄想で世界を染め上げる変わり者の主人公、浅草みどりを演じる。山下は、俳優一家に生まれ、親に反対されつつも自分を表現するためにアニメーターを目指すカリスマ読者モデルのお嬢様・水崎ツバメに、梅澤はその2人の才能をまとめ、管理し、金儲けをしようとするプロデューサー気質の少女、金森さやかに扮する。
「作者である大童澄瞳さんの妄想、描きたい世界が余すことなく描かれているこの作品は、初めて触れた時の衝撃がとても大きく残りました」と語った齋藤は、「実写化が本当に実現したら、それを成し遂げた製作陣の皆様は天才です。こんなに素晴らしい作品。自分の中に在ったものを真っ直ぐ描いている作者様は天才です。その作品に出演する私。天才の皆さんに、必死について行く他はありません」と意気込む。
山下は「妄想と現実が入り交じるこの世界をどのように映像にしていくのかまだ未知数ではあります。ですが制作陣の皆様のお力をお借りしなから、『私の考えた最強の世界』をリアルに創ることができたら最高に格好良いなとワクワクが止まりません」とコメント。
梅澤は「金森さやかのどこか刺があるようで暖かい独特な雰囲気で浅草氏、水崎氏の良きパートナーになれるよう、この作品にいいスパイスを加えられるよう精一杯務めてまいります」と抱負を語っている。
映画『映像研には手を出すな!』は2020年初夏全国公開。