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先生の抹殺を企む少年…心の動きをサスペンスフルに描く ダルデンヌ兄弟『その手に触れるまで』予告

映画

 第72回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作『その手に触れるまで』が、5月22日より全国順次公開されることが決定。予告編とポスタービジュアルが公開された。

【写真】ダルデンヌ兄弟が監督した映画『午後8時の訪問者』フォトギャラリー

 本作は、過激な思想に感化された思春期の少年が、周囲の人々との関わり合いの中で成長する姿を描く。ダルデンヌ兄弟監督作品のカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品は、本作で8連続の快挙。さらに監督賞受賞により、同映画祭で審査員賞を除くすべての主要賞受賞という史上初の偉業を成し遂げた。

 13歳の少年アメッドはどこにでもいるゲーム好きの普通の少年だったが、尊敬するイスラム指導者に感化されて過激な思想にのめり込み、学校の先生をイスラムの敵と考えて抹殺しようとする。

 予告編は、アメッドが足元に隠していたナイフで学校の先生イネスに襲い掛かるという、緊張感あふれるシーンから始まる。母親の心配をよそに熱心に礼拝所へ通い、思春期特有の潔癖さも手伝って過激なイスラム思想に感化され、イネスを拒んでいくアメッド。一方、予告の後半では、周囲の人々と共に過ごす時間を積み重ね、かたくなだったアメッドの心に、少しずつ変化が訪れる兆しも捉えられている。ダルデンヌ兄弟の十八番ともいえる「人の心がどう動いていくのか」をサスペンスフルに描きながらも、感動的なドラマを期待させる映像が完成した。

 ポスタービジュアルは、どこか1点を真剣に見つめる13歳の少年アメッドの表情が印象的な、2枚の写真をメインに据えたもの。その下の3点の場面写真には、アメッドと向き合い、勉強を教える先生、畑で見つめ合う少女、抱き寄せる母親の姿が写っている。しかし、アメッド自身はどこか無表情だ。「ぬくもりを知るとき、隣に誰かがいることの尊さを知る。」というキャッチコピーのように、アメッドは向き合ってくれる人の大切さに気付くのだろうか。思春期の少年の不安定さを感じさせながらも、暖かなラストを予感させるビジュアルとなっている。

 映画『その手に触れるまで』は5月22日より全国順次公開。

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『その手に触れるまで』予告

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