フジテレビ発ドラマ『ホラーアクシデンタル』のハリウッドリメイクが決定

2013年にフジテレビの深夜帯で放送されたホラードラマ『ホラーアクシデンタル』と、フジテレビが運営する動画配信サービスFODで配信されている『ホラーアクシデンタル2』のハリウッドリメイク版の企画開発が始動。米エンタメ業界で話題のショートコンテンツに特化した動画配信サービスQuibi(クイビ)にて今後配信される。
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『ホラーアクシデンタル』は、フジテレビが深夜帯にて不定期に放送してきたホラードラマシリーズ「CX‐horrors」の作品の一つ。心霊やたたりといった日本古来のホラーではなく、ゾンビや超常現象といったオカルトとも違う、ありふれた日常生活に潜む恐怖や人間の狂気をスタイリッシュなタッチで描いてきた“ネオジャパニーズホラー”で、深夜放送ながら若い世代を中心に反響を得てきた。
監督は『トリハダ』シリーズを手掛けた三木康一郎。三木監督は“人間の心の闇”にフォーカスし、小さな動き、小さな表情の変化と、独特の“間”で、明日自分の身に起こるかもしれないという身近な感覚と、理屈を超えた後味の悪さを与えるホラーを生み出してきた。
ハリウッド版『ホラーアクシデンタル』の制作を手掛けるのは、MTVネットワーク前社長のヴァン・トフラーが設立した映像スタジオ「Gunpowder & Sky」。監督・脚本は、映画『スノーホワイト』(2012)、『ダイバージェント』(2014)、『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(2017)に脚本として参加したエヴァン・ドーハティー(Evan Daugherty)が務める。
ドーハティー監督は「フジテレビがプロデュースしたドラマは、ホラーではありがちな手法を一切使わずに、とても不気味でユニークな作品に仕上がっています。このシリーズをアメリカ向けにアダプトできることを光栄に思います。またQuibiは、このような画期的なストーリーテリングに対してこれ以上にないほどぴったりなプラットフォームだと思います」とコメントしている。
本作は、様々な日本のエンターテインメントコンテンツをハリウッドに紹介し、海外での映像化・リメイク化を目指すアミューズグループUSAによるプロジェクト「J‐CREATION」を通じてハリウッドリメイク化が決定した。フジテレビとアミューズグループUSAは、エグゼクティブプロデューサーとして作品に参加する。
米国版『ホラーアクシデンタル』は動画配信サービスQuibiにて配信予定。