エミー賞、ドラマ&コメディ部門のノミネート数拡大へ

近年のプラットフォーム拡大にともなうテレビ番組の増加を受けて、キーとなる部門のノミネート数を拡大すると、賞を主宰するテレビ芸術科学アカデミーが発表した。
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The Hollywood ReporterやVarietyによると、今回のテレビ芸術科学アカデミーの発表は、近年、ストリーミングサービスなど、プラットフォームの増加に伴う番組数の増加で、賞に推薦される番組の数が増加しており、これに対処する形。今年行われる第72回授賞式に向けて、ほかのいくつかの変更とともに、明らかになった。
ドラマとコメディシリーズのカテゴリは、推薦された番組数に関わらず、それぞれ8作品のノミネーションが行われる。不随する演技部門も、同数のノミネート人数になるという。他のカテゴリーに関しては、推薦された番組の数に基づいてノミネートの数が決定されるという。
各部門のノミネート数は、以下の基準で決定される。
推薦数1~19の場合:ノミネートは0~4作品(人)
推薦数20~80の場合:ノミネートは5作品(人)
推薦数81~160の場合:ノミネートは6作品(人)
推薦数161~240の場合:ノミネートは7作品(人)
推薦数240以上の場合:ノミネートは8作品(人)
ノミネート数が5作品の部門で、5番目と6番目の得票率の差が2%以内だった場合は、両方ノミネートされるという2%ルールは撤廃される。
また今年のエミー賞を放送する米ABCが、ジミー・キンメルがホストを務めることを発表。第72回エミー賞のノミネーションは、現地時間7月28日にテレビ芸術科学アカデミーより発表され、授賞式の様子は9月20日に放送される予定だ。