火だるまや車の横転も! スタントウーマンたちの裏側に迫るドキュメンタリー映画公開決定&予告解禁
数々の映画史に残るアクションシーンに貢献した、スタントウーマンたちの実像を捉えたドキュメンタリー映画『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』が、2021年1月8日より公開されることが決定。予告編、ビジュアル、場面カットが解禁された。
【写真】火だるまになるシーンも 『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』場面写真
ハリウッドでは、CGでは表現出来ないアクションシーンをより緻密に表現するため、現在でもスタントパフォーマーたちが活躍している。昨今、このスタントパフォーマーの存在はこれまで以上に映画産業の中で重要視され、アカデミー賞におけるスタント部門の設立などが声高に叫ばれてきている。しかしハリウッドでは、すでに1960年代からスタントウーマンたちが活躍し、男性中心のスタントパフォーマーたちの世界で、彼女たちの地位や権利を守るために戦ってきた歴史があった。
本作は、数々の大作映画で華麗なアクションシーンを演じてきたスタントウーマンたちの証言で紡ぐドキュメンタリー。彼女たちの日々の鍛錬の様子やスタントウーマンの歴史などを通して、ハリウッド映画の最前線で活躍するプロフェッショナル達の姿を映し出す。製作総指揮を務めるのは、『ワイルド・スピード』シリーズなど、数々のアクション映画に出演してきた女優ミシェル・ロドリゲス。作品のナビゲーターとしても出演し、スタントウーマンたちの素顔に迫っている。
予告編は、スタントウーマンの1人が登場し「プロとして尊敬されたいわ。女としてじゃない」と語る場面からスタート。続いて、彼女たちが危険な発火スタントやカースタントに挑む姿や、過酷なトレーニングを行う様子などが映し出される。また、『マトリックス』、『ワイルド・スピード』、『ジョン・ウィック』、『キル・ビル』などの名アクションシーンが引用され、そのシーンで実際にスタントを行った女性が「火だるまは得意」「キアヌ(・リーヴス)を投げ飛ばしたわ」となどと誇らしげに語る様子も収めている。
映像ではそのほか、映画『ゴーストバスターズ』(2016)の監督ポール・フェイグも登場し、「女性のスタントがカギだ」と証言。さらに、白黒映画の時代からスタントウーマンたちが活躍していた事も明かされる。予告編の最後は、ミシェル・ロドリゲスがスタントウーマンの運転する車の助手席に乗り、実際にその走行を体験し大興奮するシーンで幕を閉じる。
ビジュアルは、全身黒ずくめのファッションでクールに佇む女性と、その背後で壮絶なアクションに挑む女性たちの姿が描かれたもの。横には「映画史に残る偉大なアクションシーンの数々。それは彼女たちの闘いの歴史」というコピーをと共に、これまでスタントウーマンたちが活躍した作品のタイトルがずらりと並んでいる。
場面カットは、スタントウーマンたちが体を張って危険なアクションに挑む姿やトレーニングに励む様子、ミシェルがスタントウーマンの運転する車の助手席で笑顔を見せる姿などを切り取ったものとなっている。
映画『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』は2021年1月8日より全国公開。